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冉
「冉〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
冉の前後の文節・文章を表示しています。該当する10件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「吾輩は猫である」より 著者:夏目漱石
ては面白くない。成敗《せいはい》を度外において、白雲の自然に岫《しゅう》を出でて
冉々《ぜんぜん》たるごとき心持ちで一局を了してこそ、個中《こちゅう》の味《あじわ....
「中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
その形はなかった。 画中の人 これも貞元の末年のことである。開州の軍将に
冉従長という人があって、財を軽んじて士を好むというふうがあるので、儒生や道士のた....
「古事記物語」より 著者:鈴木三重吉
女神とお二人ずつ、八人の神さまが、つぎつぎにお生まれになった後に、伊弉諾神と伊弉
冉神とおっしゃる男神女神がお生まれになりました。 天御中主神はこのお二方の神さ....
「陸判」より 著者:田中貢太郎
れが終ったので盛装して死んで往った。翌日細君が柩にとりすがって泣いていると、朱が
冉々として外から入って来た。細君は懼れた。朱は言った。 「わしは、あの世の人であ....
「弟子」より 著者:中島敦
こ》していた。 孔子はそれを別室で聞いていたが、しばらくして傍《かたわ》らなる
冉有《ぜんゆう》に向って言った。あの瑟の音を聞くがよい。暴※《ぼうれい》の気がお....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
むと安く受け合《い》れたが、六、七年も音沙汰を聞かぬ。 野槌は最初神の名で、諾
冉二尊が日神より前に生むところ、『古事記』に、野神名|鹿屋野比売《かやぬひめ》、....
「日本天変地異記」より 著者:田中貢太郎
と、決して仮作的な伝説でないということが判る。「日本書紀」には、「伊弉諾尊、伊弉
冉尊、天の浮橋の上に立たして、共に計りて、底つ下に国や無からんとのり給ひて、廼ち....
「孔子」より 著者:和辻哲郎
(十)が季康子のために師を将い斉と戦って勝った。季康子がそれについて尋ねると、
冉有は軍旅のことを孔子に学んだと答えた。そこで季康子は孔子が誰であるかを問い、こ....
「神代史の研究法」より 著者:津田左右吉
が皇軍の道しるべをしたとあると、その八咫烏は人の名であると解釈する。伊弉諾・伊弉
冉二神が大八島を生まれたという話は政治的に日本国を統治せられたことだという。要す....