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「冊子〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

冊子の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
伝吉の敵打ち」より 著者:芥川竜之介
慈照寺《じしょうじ》(浄土宗《じょうどしゅう》)は「孝子伝吉物語」と云う木版の小冊子《しょうさっし》を頒《わか》っている。この「伝吉物語」によれば伝吉は何もした....
後世への最大遺物」より 著者:内村鑑三
はしがき この小冊子は、明治二十七年七月相州箱根駅において開設せられしキリスト教徒第六夏期学校に....
三人の双生児」より 著者:海野十三
かから、父の日記帳をとりだした。それはポケット型というのであろう、たいへん小さな冊子で黒革の表紙もひどく端がすりきれて、その色も潮風にあたって黄いろく変色してい....
海神別荘」より 著者:泉鏡花
姫様がお備えつけでありますので。 公子 では、私の所有ですか。 博士 若様はこの冊子と同じものを、瑪瑙に青貝の蒔絵の書棚、五百|架、御所有でいらせられまする次第....
獄中消息」より 著者:大杉栄
テスタ『無政府』、ロラー『総同盟罷工』、ニューエンヒュイス『非軍備主義』(以上小冊子)。ゾラ『アソンモアル』、クロポトキン『パンの略取』、アラトウ『無政府主義の....
夢は呼び交す」より 著者:蒲原有明
遠吉伯の手で、先代伯爵の東京遷都建白等について、その前後の経緯を纏めて編著された冊子があり、その書の公刊を見るに及んで、書中に引用された日記か何かによって、はじ....
ファラデーの伝」より 著者:愛知敬一
Crowther. Pioneers of Progress 叢書の内にて 小冊子にて、ごく簡単に書きたるもの。 実は以上の五つの書物共著者の手元に在るので....
東京文壇に与う」より 著者:織田作之助
ては、いつも思うのであるが、今日は同人雑誌の洪水時代で、毎月私の手元へも夥しい小冊子が寄贈される。(中略)扨それらの雑誌を見ると、殆んど大部分が東京の出版であり....
妖怪学」より 著者:井上円了
中、二、三の事実につき説明を与えしもの、あるいは雑誌、あるいは新聞、あるいは諸小冊子中に参見せるあり。今これを集録し、その部類を分かち、さらにその後研究したる事....
法隆寺再建非再建論の回顧」より 著者:喜田貞吉
とするの旧説を宣伝し、その発行に係る法隆寺伽藍諸堂巡拝記などと題する案内記風の小冊子には、天平十九年の資財帳に和銅四年の作と明記せる中門の力士を以て鳥仏師の作に....
エリザベスとエセックス」より 著者:片岡鉄兵
ンの多角才能は、他のもう一つの方向にも働いていた。一五九七年一月、彼の著になる小冊子が現われたのである――かつて印刷本として世に出たもののうちでもっとも注目さる....
欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
より日月地名を除き去り、もっぱら宗教、風俗に関したる種目のみを取り出だし、一編の冊子となせり。仮に題して『政教日記』という。 一、この書、題して『政教日記』と称....
革命の研究」より 著者:大杉栄
後に、フーリエやカペーの後に、共産主義について幾千の演説会で話され、また幾多の小冊子で説かれた後に――生存の権利とか幸福の権利とかいうことがすでにそれらのものの....
融和促進」より 著者:喜田貞吉
この小冊子はいかにして融和を促進すべきかということを主として説述したもので、いわゆる特....
融和問題に関する歴史的考察」より 著者:喜田貞吉
この小冊子は昨年「融和促進」を発行しました際の予約に基づいて、もっぱらいわゆる特殊部落....