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再従兄
「再従兄〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
再従兄の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「歌行灯」より 著者:泉鏡花
胆玉のないものは、いっその思い、真逆に飛込みます。破れかぶれよ、按摩さん、従兄弟
再従兄弟か、伯父甥か、親類なら、さあ、敵を取れ。私はね、……お仲間の按摩を一人殺....
「黒百合」より 著者:泉鏡花
いかに辺幅を修せずといって、いやしくも警部長の令息で、知事の君の縁者、勇美子には
再従兄に当る、紳士島野氏の道伴で、護謨靴と歩を揃えながら、何たる事! 藁草履の擦....
「黄鳥の嘆き」より 著者:甲賀三郎
維新後この弟の後はどうなったかはっきりしないが、仮りにその孫があるとして、重行の
再従兄弟になって法律上の親族であるが、養子にするにはその子でなければ年が釣合わな....
「言葉の不思議」より 著者:寺田寅彦
えると「べらぼう」のほうに近づく。すると結局「わらふ」と「べらぼう」も従兄弟だか
再従兄弟だかわからなくなるところに興味がある。ついでに 〔(Skt.)ullas....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
から斜に飛び下りること甚だ巧《うま》い。全く無害のものだが、われらごとき大飲家は
再従兄弟《ふたいとこ》までも飲みはしないかと疑わるるごとく、蜥蜴群に毒物と言わる....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
かのいりびこのみこ》の女《むすめ》弟媛《おとひめ》は無類飛び切りの佳人なり、その
再従兄に当らせたもう景行帝その由|聞《きこ》し召して、遠くその家に幸《みゆき》せ....