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再版
「再版〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
再版の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「後世への最大遺物」より 著者:内村鑑三
べし、読者の寛容を待つ。
明治三十年六月二十日
東京青山において
内村鑑三
再版に附する序言
一篇のキリスト教的演説、別にこれを一書となすの必要なしと思....
「紀行文家の群れ」より 著者:小島烏水
日帰京御手紙の御返事相おくれ申訳これなく候草枕につき有益なる忠言を賜り有難多謝候
再版の時には訂正いたし度と存候貴著『日本山水論』は草村氏より拝受、確かに一佳作た....
「般若心経講義」より 著者:高神覚昇
の幻影』と思い較べて、この人生の譬喩を非常に意味ふかく感じます。 人生の書物に
再版はない 人生は一巻の書物! たしかにそれはほんとうでしょう。私どもがお互いに....
「科学論」より 著者:戸坂潤
〇 東京 戸坂潤 第二回の予約配本になるのを機会に、少なからぬ誤植を訂正して、
再版の体裁にすることにした。出来る限りの訂正をした心算であるが、まだ遺漏があるか....
「現代日本の思想対立」より 著者:戸坂潤
一木氏の著書『日本法令予算論』(明治二十五年五月の三日初版・三十二年十一月十五日
再版)を見ると、夫は純然たる天皇機関説ではないか。特に又同氏が東大に於て行なった....
「歯車」より 著者:芥川竜之介
った。けれどもそれさえ最後へ来ると、いきなり僕を打ちのめした。 「歌集『赤光』の
再版を送りますから……」 赤光! 僕は何ものかの冷笑を感じ、僕の部屋の外へ避難....
「飛騨の顔」より 著者:坂口安吾
土地では手にはいらなくて、一冊ほしいと探していましたが、よくまアお持ちですこと」
再版したいと思って探していたところだが、用がすんだら借してくれと云う。よろしい、....
「レーリー卿(Lord Rayleigh)」より 著者:寺田寅彦
』の第三巻を書くことを勧め、自分でもその気はあったが、遂に書かずに了った。しかし
再版のときに色々な増補をした。 レーリーの初期の研究の中で、かなり永い間の手し....
「現代忍術伝」より 著者:坂口安吾
光様の謎が世人の心に益々深まっている時期である。 「巷談」という雑誌が創刊され、
再版三版と重ね、五十万、イヤ、七八十万、なんの、百万は売り切ったろうという大変な....
「私の小売商道」より 著者:相馬愛蔵
しく絶版となっていました。その間に社会の情勢は激変し、今回高風館のもとめによって
再版を計るに当り、現在の事情にあわない箇所もあります。しかし根本の考えにおいては....
「話の種」より 著者:寺田寅彦
氏はまた唖者に言語の発音を教うる法に関する著者として知られている。近頃その著書の
再版が出た。この法はもと著者の父メルザル・ベル氏の考案したものである。一種の記号....
「私の著作集」より 著者:太宰治
、竹村書房から「愛と美について」砂子屋書房から「女生徒」女生徒は、ことしの五月に
再版になりました。 昨年は、竹村書房から「皮膚と心」京都の人文書院から「思い出....
「「マリー・ロオジェ事件」の研究」より 著者:小酒井不木
させたものである。小説は一八四二年十一月に発表されたのであって、一八五〇年に出た
再版の脚註に、ポオは、「マリー・ロオジェ事件は、兇行の現場から余程はなれた所で書....
「子規居士と余」より 著者:高浜虚子
競争者が少なかったのにも原因するであろうが、初版千五百部が瞬く間に売切れて五百部
再版したことはちょっと目ざましいことであった。第二号は千二百部を刷り第三号は千部....
「書を愛して書を持たず」より 著者:小川未明
、大衆の趣味、理想は、依然として低くあるかぎり、たま/\良書が出版されても、その
再版、三版は期し難いのであります。何人も知るごとく、必ずしもよく売れる本がいゝと....