冥加金[語句情報] » 冥加金

「冥加金〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

冥加金の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
放し鰻」より 著者:岡本綺堂
たりその金の始末に困った。勿論、あたり札、百両といっても、そのうち二割の二十両は冥加金として奉納して来たので、実際自分のふところにはいっているのは金八十両である....
早耳三次捕物聞書」より 著者:林不忘
之進も理窟が嫌いなところからまた江戸へ舞い戻ってみると、天下は浪人の天下、攘夷の冥加金《みょうがきん》を名として斬奪群盗《きりとりぐんとう》が横行している始末に....
私本太平記」より 著者:吉川英治
にみちていた。近国の盲人まで伝え聞いて寄って来た。もちろん盲人たちはその稼ぎから冥加金や印可料を「座」に納めることなので職屋敷の経済力もなかなかばかにならぬ力だ....