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冶金
「冶金〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
冶金の前後の文節・文章を表示しています。該当する10件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「ルクレチウスと科学」より 著者:寺田寅彦
源に関する考えは、近代言語学者中の最も非常識なる説よりも、もう少し要を得ている。
冶金、紡織、園芸の起源や、音楽、舞踊の濫觴までもおもしろく述べてある。神の観念が....
「自由画稿」より 著者:寺田寅彦
で見れば実際それがそうなっているのである。たとえば五穀の収穫や沿海の漁獲や採鉱|
冶金《やきん》の業に関しては農林省管下にそれぞれの試験場や調査所などがあって「科....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
の説に、蒙古人好く畜の糞を類別して適宜応用を誤らず、羊糞を焼かば高熱を生ずる故|
冶金《やきん》に用い、牛糞の火は熱急ならぬ故肉を炙《あぶ》るに使うと、前述驢様の....
「科学論」より 著者:戸坂潤
ーの如き)は医学技術(技術学)の所産であると云っていい。軍需的技術学からの要求が
冶金・応用化学・食糧科学・農芸化学其の他に関する物理学的化学的理論を急速に発達さ....
「技術の哲学」より 著者:戸坂潤
実験は初期の進歩的。 * ベーコンの実験の概念が、当時の英国の工業、特に採鉱
冶金業の発達と如何に連関しているかは興味ある問題である。当時のイングランドは鉄製....
「ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
ハイムは銀行家の息子《むすこ》、ゴールデンリンクは有名なぶどう園主の息子、マイは
冶金《やきん》工場長の息子、エーレンフェルトは大宝石商の息子だった。彼らの父親ら....
「錬金詐欺」より 著者:小酒井不木
中へ入れ実験を終って、其処に発生した金塊を手渡し、「ストリーターさん、この金塊を
冶金師のところへ持って行って分析して貰って下さい」と言った。 ストリーターがあ....
「墓が呼んでいる」より 著者:橘外男
くれました。もう働かなくても、勉強できる身の上になったのです。 専攻は、採鉱|
冶金学……もともとが、無理な生いたちをしているのですから、学校も年を取ってから出....
「粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)」より 著者:三遊亭円朝
も持って来よう」 と正月は必ず追羽根を突きまする。丁度其の頃|湯島切通しに鋏鍛
冶金重と云う名人がございました。只今は刈込になりましたが、まだ髷の有る時分には髪....
「日本の頭脳調べ」より 著者:戸坂潤
金属材料研究所所長である。かねてより総長である。業績として物理学では磁気の研究、
冶金学では鉄・銅・其他の合金の基礎的研究が有名である。博士の研究が今日主として軍....