冷え性[語句情報] » 冷え性

「冷え性〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

冷え性の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
出家とその弟子」より 著者:倉田百三
で (浅香の手を胸のところで握り締める)ねえさんのお手の冷たいこと! 浅香 私は冷え性なのよ。 二人しばらく沈黙。 かえで 善鸞様からおたよりがありますの。 浅....
新世帯」より 著者:徳田秋声
上った。 桜の繁みに毛虫がつく時分に、お作はバッタリ月経を見なくなった。お作は冷え性の女であった。唇の色も悪く、肌も綺麗ではなかった。歯性も弱かった。菊が移れ....
足迹」より 著者:徳田秋声
脱棄てが、外から帰るとすぐ暖まれるように余熱のする土の安火にかけてあった。 「私冷え性なものですから、安火がなくちゃどうしても寝つかれないの。」と、お増は中へ手....
」より 著者:徳田秋声
娠ですよ。」と笑いながら言っていたが、しばらくすると、またそれを打ち消して、 「冷え性ですから、私にはどうしたって子供の出来る気遣いはないんです。安心していらっ....