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冷房
「冷房〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
冷房の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「わが町」より 著者:織田作之助
」 君枝はまた他吉のことを想いだした。今頃どこを練り歩いているだろうか。場内は
冷房装置があるのか、涼しかった。 はじめに文化映画があり、それからプラネタリュ....
「二重心臓」より 著者:夢野久作
ンとみちみちしている感じである。 「この家の中は随分涼しいんですね」 「どこかに
冷房装置がしてあるらしいね……ところで見たまい。被害者はこの事務机の前の大きな廻....
「地軸作戦」より 著者:海野十三
の腕をとらえて質問を浴せかけた。 「さあ、私は訳をよくは存知ませんがね、とにかく
冷房装置をここ一時間のうちに取りつけろという御命令です」 「
冷房装置を? ふふん....
「貞操問答」より 著者:菊池寛
「ねえ。活動に行かない?」と、促した。 「こんな真昼に、暑いじゃないか。」 「
冷房装置のある所へ行けば、ここよりは、よっぽど涼しいわ。」 美沢は、苦笑しなが....
「脳波操縦士」より 著者:蘭郁二郎
されているらしいことがわかった。気温が一定度より降れば暖房装置が働き、昇ればすぐ
冷房機が調節する、釦一つで折畳の椅子テーブルが壁から出て来るといった有様で、まる....
「牛鍋からすき焼へ」より 著者:古川緑波
、ジュージュー焼いて、大根おろしで食わせたのは、東京としては珍しかったし、夏場は
冷房などもあって、中々贅沢なものだった。 それから、やっぱりその頃だったと思う....