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准
「准〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
准の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い：新字新仮名]
「運命」より 著者:幸田露伴
ば、凡そ五倫と相渉る者は、宜しく皆法を屈して以て情を伸ぶべしとの意により、太祖の
准許を得て、律の重きもの七十三条を改定しければ、天下｜大に喜びて徳を頌せざる無し....
「風流仏」より 著者:幸田露伴
に路を埋め、脛を埋め、鼻の孔まで粉雪吹込んで水に溺れしよりまだ／＼苦し、ましてや
准備おろかなる都の御客様なんぞ命｜惜くば御逗留なされと朴訥は仁に近き親切。なるほ....
「未来の地下戦車長」より 著者:海野十三
」 それは、同乗を命ぜられた工藤上等兵《くどうじょうとうへい》だった。 「萱原
准尉《かやはらじゅんい》。工藤は、命令をうけて、別にいやな顔をしなかったか」 「....
「連環記」より 著者:幸田露伴
大に才名を馳せたのであった。倫子は左大臣源雅信の女で、もとより道長の正室であり、
准三宮で、鷹司殿と世に称されたのである。此の倫子の羽翼の蔭に人となったことは、如....
「灯明之巻」より 著者:泉鏡花
笑みつつ、爺を、銑吉を、見そなわす。 「南無普門品第二十五。」 「失礼だけれど、
准胝観音でいらっしゃるね。」 「はあい、そうでがすべ。和尚どのが、覚えにくい名を....
「神鷺之巻」より 著者:泉鏡花
はない、住職の和尚は、斎稼ぎに出て留守だった――その寺へ伴われ、庫裡から、ここに
准胝観世音の御堂に詣でた。 いま、その御廚子の前に、わずかに二三畳の破畳の上に....
「弓道中祖伝」より 著者:国枝史郎
次と立ち別れた。楠氏の正統篠姫は、翠華漾々平和の国、周防大内家へ行ったのである。
准南子ニ曰ク「養由基楊葉ヲ射ル、百発百中、楚ノ恭王猟シテ白猿ヲ見ル、樹ヲ遶ッテ箭....
「余齢初旅」より 著者:上村松園
をみたり、紅葉がなかなかきれいであった。 南京の街はなかなかいい町であった。秦
准、これは詩人が詩に詠んだり、画舫などもあり、夏の夜など実に美しいところであった....
「斎藤緑雨」より 著者:内田魯庵
もなかった。緑雨のお父さんというは今の藤堂伯の先々代で絢尭斎の名で通ってる殿様の
准侍医であった。この絢尭斎というは文雅風流を以て聞えた著名の殿様であったが、頗る....
「道鏡皇胤論について」より 著者:喜田貞吉
でそんなに平気でいられたものであろう。否彼がさきに法王の位におり、服飾供御天子に
准じて、政巨細となく決をこれに取るという様に、諸大臣の上に立って傲然と政治を見て....
「西航日録」より 著者:井上円了
るほかに、二十ポンドないし三十ポンド（わが三百円）なりというを聞き、 下女までが
准奏任の所得あり 毎日曜、貴賤上下おのおのその奉信するところに従い、東西の会堂....
「中世の文学伝統」より 著者:風巻景次郎
の子。すでに一度｜致仕しておったが、建武中興の後再び仕えて、従一位に昇り、北畠｜
准后といわれた。彼が常陸の小田城・関城にいて軍を督率して戦ったことは人の知るとこ....
「浅沼稲次郎の三つの代表的演説」より 著者:浅沼稲次郎
題となっております。しかるに、対日平和条約に対しては、まだ多くの未調印国家、未批
准国家があり、特に一衣帯水のソ連並びに中共との間には戦争の状態が残っておるのであ....
「融和問題に関する歴史的考察」より 著者:喜田貞吉
したものでもなかったようです。徳川時代になっても、初めの頃は、服装の如きも平民に
准じて、そうひどく制限したものではありませんでした。したがってそれから足を洗って....
「濫僧考補遺」より 著者:喜田貞吉
処刑する事になっていたが、濫僧に至っては同じく法師であるとは云え、「偏へに凡人に
准じて」還俗の手続きなどを要しなかったものらしい。これは彼らが本来私度の僧で、「....