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凍餓
「凍餓〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
凍餓の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「薄紅梅」より 著者:泉鏡花
ら空腹だ、とは思うまい。――内証だが、ここで糸七は実は焼芋を主張した。粮と温石と
凍餓共に救う、万全の策だったのである、けれども、いやしくも文学者たるべきものの、....
「秦の出発」より 著者:豊島与志雄
時でも十万から二十万に及ぶ苦力と乞食がうようよしていたし、冬期には月に二三千人の
凍餓死者を出したことも珍らしくない。彼等をすべて農村へ帰農させるべきだ。米麦の耕....
「チベット旅行記」より 著者:河口慧海
である。しかるにわが本師|釈迦牟尼仏は我の教うる戒法を持つ者は、何処に行くとても
凍餓の為に死すということはないと命せられた。
よりて我ら仏教僧侶は戒法を持つこ....