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凹面
「凹面〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
凹面の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「高山の雪」より 著者:小島烏水
に円くなり、長く蜿《く》ねった皴折《ひだ》の白い衣は、幾十回となく起伏を重ねて、
凹面にはデリケートな影をよどませ、凸面には金粉のような日光を漂わせ、その全体は、....
「黒死館殺人事件」より 著者:小栗虫太郎
ス検眼鏡の装置を御存じでしょうか。平面反射鏡の中央に微孔を穿って、その反対の軸に
凹面鏡を置き、そこに集った光線を、平面鏡の細孔から眼底に送ろうとするのですが、こ....
「軍用鼠」より 著者:海野十三
になっているのに気がつかないで側らの棚から手文庫を下ろした。その中には円い大きな
凹面鏡が、むきだしのまま入っているのである。彼はそれに顔を写してみる気で、手文庫....
「性格批判の問題」より 著者:豊島与志雄
ば、もっと本質的なものである。言葉の重量、理知の明暗、感情の母線や子線、性格の凸
凹面など、そういうものの認識の上に立つ表現方法を意味する。 私はここに、或る建....
「オスカー・ブロズキー事件」より 著者:妹尾アキ夫
だけているじゃないか。こんな眼鏡が、こんなこわれかたをするもんじゃないよ。これは
凹面レンズだけれど、こんなにこまかくくだけるはずはない。いったい、いつこわれたん....