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出し殻
「出し殻〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
出し殻の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「狂人は笑う」より 著者:夢野久作
うものを買って飲むんです。これは今お話した富豪連が、崑崙山の麓で使い棄てた緑茶の
出し殻から精製した白い粉末で、相当高価なものだそうですが、それでも我慢して、普通....
「足迹」より 著者:徳田秋声
ろは一向当てにならないでね。」 茶箪笥から出した煎餅も、弟たちが食い尽し、茶も
出し殻になってしまった。母親は傍の話を聞きながら時々針を持ったまま前へ突っ伏さる....
「釘抜藤吉捕物覚書」より 著者:林不忘
っははは、御同様だ。勘、掘じくれ。」 突如藤吉の指さす方、天水桶の傍に、紫の煮
出し殻を四角の箱から開けたまま強飯《こわめし》みたいに積み上げてある江戸紫屋自慢....