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「出撃〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

出撃の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
ったらしい(朝子の手紙によると)。 その後、朝子の手紙が来て、四月五日これから出撃する主人を送っているとあり、気を揉んでいる様子が見えるようだ。きょう手紙にて....
李陵」より 著者:中島敦
に越年し、春を待ってから、酒泉《しゅせん》・張掖《ちょうえき》の騎各五千をもって出撃したほうが得策と信ずるという上奏文である。もちろん、李陵はこのことをしらない....
決戦川中島 上杉謙信の巻」より 著者:坂口安吾
のを余は認めて、彼の怯懦を笑うとともに、甚だ失望をしたのであった。 敵は我軍の出撃を予期しておらぬから、かなりおくれて余らを発見した。しかし余らは四五丁の距離....
殺意(ストリップショウ)」より 著者:三好十郎
った 私が一日でも半日でも部署を離れれば それだけ能率が落ちる 能率が落ちれば、出撃を待っている味方の戦闘機の装備が、それだけ遅れる 自分一人の理由で部署を離れ....
三国志」より 著者:吉川英治
は如何かと思われる。必ず敵に大なる計ありと見て、この陣を固め、必ず守勢を持して、出撃せぬが良策と存ずる」と強硬な態度を示した。 韓浩には、折角のこの言葉も無駄....
三国志」より 著者:吉川英治
は、われを誘わんとする、見えすいた謀にちがいない」と説明した。そしてかたく一同の出撃を禁じ、本陣へ帰ってしまった。 「何たる懦弱さ」 「書生論の兵学だ。いやはや....
三国志」より 著者:吉川英治
はいかん――」と、早くも当初の作戦を一変して、新たな陣容を工夫していた。 魏の出撃が、予想以上迅速で、かつその反抗力の旺盛なことも、彼のやや意外としたところで....
私本太平記」より 著者:吉川英治
見られるにいたっていた。「保暦間記」には、五月中、なおしばしば、奈良近傍に宮方の出撃あり、とみえるが、それは以後ひきつづいて、敗残の鎌倉諸将を、興福寺へ狩り立て....
随筆 新平家」より 著者:吉川英治
兵がいたものらしい。寿永元年、越後平家の城ノ四郎長茂が、都からの命で、木曾義仲を出撃に出たさい、恵日寺の乗円房も、ここの僧兵をひきいて、長茂を助け、義仲の軍と、....