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「出版〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

出版の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
戯作三昧」より 著者:芥川竜之介
湯松の湯では、朝から相変らず客が多かった。式亭三馬《しきていさんば》が何年か前に出版した滑稽本《こっけいぼん》の中で、「神祇《しんぎ》、釈教《しゃっきょう》、恋....
十円札」より 著者:芥川竜之介
溢れているのは偶然ではない。第一に彼は十円札を保存することに成功した。第二にある出版|書肆《しょし》は今しがた受取った手紙の中に一冊五十銭の彼の著書の五百部の印....
河童」より 著者:芥川竜之介
問 彼は予が詩集を贈らざりしに怨恨《えんこん》を含めるひとりなるべし。予の全集は出版せられしや? 答 君の全集は出版せられたれども、売行きはなはだ振わざるがご....
るしへる」より 著者:芥川竜之介
しん》の頃、杞憂道人《きゆうどうじん》鵜飼徹定《うがいてつじょう》の序文と共に、出版したものである。が、そのほかにも異本がない訳ではない。現に予が所蔵の古写本の....
妖婆」より 著者:芥川竜之介
したのですから。 この当事者と云う男は、平常私の所へ出入をする、日本橋辺のある出版|書肆《しょし》の若主人で、ふだんは用談さえすませてしまうと、※々《そうそう....
婦系図」より 著者:泉鏡花
後篇を通じその意味にて御覧を願う。はじめ新聞に連載の時、この二十一行なし。後単行出版に際し都合により、徒を添えたるもの。或はおなじ単行本御所有の方々の、ここにお....
宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
ノー(Sadi Carnot)である。しかし彼の夭死のために彼の著述は一部分しか出版されず従って世に知られるに至らなかった。そうしてエネルギー不滅の原理はその後....
霊界通信 小桜姫物語」より 著者:浅野和三郎
|人がかりで出来上った、一|種特異の作品、所謂霊界通信なのであります。現在欧米の出版界には、斯う言った作品が無数に現われて居りますが、本邦では、翻訳書以外にはあ....
霊訓」より 著者:浅野和三郎
通り、『霊訓』中に収められてあるのは、原本の一部分に過ぎない。近年『霊訓』続篇が出版されたが、これも一小部分である。原本の大部は、目下英国心霊協会に保存されて居....
幸福のうわおいぐつ」より 著者:アンデルセンハンス・クリスチャン
くだらない言葉でも、そののこらずの明細がきができそうなことです。) **ドイツで出版された月世界のうそ話。括弧内の文は原本になく、アメリカ版による。 そこで夜....
豊島与志雄氏の事」より 著者:芥川竜之介
ったと思う。 初めて会ったのは、第三次の新思潮を出す時に、本郷の豊国の二階で、出版元の啓成社の人たちと同人との会があった、その時の事である。一番隅の方へひっこ....
ファラデーの伝」より 著者:愛知敬一
学および物理学の実験研究」という本に、集めてある。また「化学の手細工」という本を出版したが、これは時勢遅れになったというので、後には絶版にしてしまった。それから....
白花の朝顔」より 著者:泉鏡花
ったので、二階へ蓋をしたように見えました。 「流行るんだなあ。」 編輯、受附、出版屋、相ともに持込むばかりで、催促どころか、めったに訪問などされた事のない、兄....
戦争史大観」より 著者:石原莞爾
十二日辛うじて脱稿した。 二月末高木清寿氏来訪、原稿をお貸ししたところ、執拗に出版を強要せられ遂に屈伏してしまった。そこで読み直して見ると前後重複するところも....
色盲検査表の話」より 著者:石原忍
これを一つ外国にも送って批評をしてもらおうと思いまして、外国向の原稿を作り、その出版方をまず丸善書店に交渉しました。ところが丸善ではこれまで諸種の外国向の出版を....