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「出版法〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

出版法の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
思想と風俗」より 著者:戸坂潤
ことになる。検閲に就いての悶着はいつもここから発生するのである。 治安維持法と出版法とに連関して、現下の思想検閲が、どんなに重大な役割を演じているか、改正され....
二十五年間の文人の社会的地位の進歩」より 著者:内田魯庵
たろう。 「日本大家論集」という博文館の最初の試みの雑誌が物議を生じた。其結果、出版法だか新聞雑誌条例だかの一部が修正された。博文館は少くも世間を騒がし驚かした....
日本イデオロギー論」より 著者:戸坂潤
は、言論ジャーナリズムの統制として、旧くから合法的な言論統制機構を用意している。出版法・新聞紙法・税関・其他による検閲制度が、之であるが、併し之を法曹的に理解す....
現代唯物論講話」より 著者:戸坂潤
治的文化統制方針が控えていたのであり、更にその奥には各種の思想統制法律(治維法・出版法・等)が控えているのである。だからこそこの私的――従って又直接行動的――文....
世界の一環としての日本」より 著者:戸坂潤
雑誌に於ける編集スタッフや出版業者の営業方針の拠り処)と、行政及び司法上の統制(出版法、新聞紙法、によるもの)とに区別されるが、併し夫々の間には交互作用や三体関....
社会時評」より 著者:戸坂潤
五・一五事件の場合のように、殺人、放火、爆発物取締規定違反、暴力行為取締法違反、出版法違反、等の罪名でよく、もしそれでも間に合わない場合には内乱罪で取り締れば良....
現代日本の思想対立」より 著者:戸坂潤
功したように見える。 博士の著書で十年ほど前の『法窓閑話』の内容を種に、教授は出版法違反、治安維持法違反で告発されたのである。共産主義に共通なものがあるという....
平野義太郎宛書簡」より 著者:野呂栄太郎
てもらうよう交渉すべきだと存じます。岩波氏としては本講座は出筆者の顔ぶれから見て出版法違反にでも問われることがあってはというようなことを懸念されるのだと思います....