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出石
「出石〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
出石の前後の文節・文章を表示しています。該当する10件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「右門捕物帖」より 著者:佐々木味津三
の侍でありました。その老人の侍こそは、また身分ありげの侍とにらんだとおり、中国|
出石藩《いずしはん》の老職で、だからお静の父なる浪人者の藩名もそれでわかったわけ....
「旗本退屈男」より 著者:佐々木味津三
たく吹き渡っている宵五ツ頃のことです。 船はすべてで三艘。――駒形河岸裏の侠客
出石屋四郎兵衛が、日ごと夜ごとのようにこの大川筋で入水する不了簡者達を戒めるため....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
のだ。槌の子を乾の隅に置くと怪をなすという。『曾呂利《そろり》物語』四には伊予の
出石《いずし》の山寺で足利の僧が妖怪を鎮めたとし、主怪をえんひょう坊、客怪をこん....
「赤い玉」より 著者:楠山正雄
、りっぱな玉や鏡などのいろいろの宝を八品持っていましたが、この宝は、後に但馬国の
出石の大神とまつられました。....
「春山秋山」より 著者:楠山正雄
一 むかし、但馬国におまつられになっている
出石の大神のお女に、
出石少女という大そう美しい女神がお生まれになりました。この少....
「朱欒の花のさく頃」より 著者:杉田久女
本人。母はあの時じくの香ぐの木の実を常世の国から携え帰った田道間守の、但馬の国|
出石の産なので、こじつけの様ではあるが、私が南国にうまれ、其後又琉球、台湾と次第....
「古事記」より 著者:武田祐吉
草薙の大刀 須賀の宮 御諸山の神 出雲大社 伊勢の神宮 氣比の大神 比賣碁曾の社
出石の大神 天降 伊耶那岐の命 菩比の神 天若日子 建御雷の神 邇々藝の命....
「古事記」より 著者:太安万侶
さいました。 天の日矛 ――異類婚姻説話の一つ、朝鮮系統のものである。終りに
出石神社の由來がある。但馬の國の語部が傳えたのだろう。―― また新羅《しら....
「宮本武蔵」より 著者:吉川英治
うものではありません、人はどこが偉いか、見ただけでは分りませんからね」 「但馬の
出石村の生れで十歳で沙弥になり、十四歳で臨済の勝福寺に入って、希先和尚に帰戒をさ....
「随筆 宮本武蔵」より 著者:吉川英治
来たのは、あながちまた、拠り所のないわけでもなく、武蔵の生地と、沢庵の生地但馬の
出石とは、山ひとえの背中合せだし、
出石から山陽方面へ往来する旅には、常に武蔵の生....