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出者
「出者〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
出者の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「演技指導論草案」より 著者:伊丹万作
化し完成せしむることによって自己を表現せんとする手続きをいう。 ○演技指導とは演
出者が「俳優たちの」肉体を介して、作中人物の創造に参与し、これを具体化し完成せし....
「黒死館殺人事件」より 著者:小栗虫太郎
て一行のト書だって指定しやしません。その意味で、捜査官というものは、何よりよき演
出者であらねばならないのです。いや、冗弁は御勘弁下さい。何より御詫びしておきたい....
「鞄らしくない鞄」より 著者:海野十三
失《ふんしつ》、赤革トランク、特別美|且《かつ》大なる把柄《はへい》あり、拾得届
出者に相当謝礼、姓名在社三二五番 もう一つは、次のとおりであった。 ○紛失....
「幾度目かの最期」より 著者:久坂葉子
分の芝居が公演されるということは、とても単純によろこべないことです。演技者にも演
出者にも私は本当に感謝してますけど、私自身とてもおちついてみることが出来ません。....
「次郎物語」より 著者:下村湖人
極力彼を勧誘して署名をさせたいと思う。もし彼が応ずれば、むろん総務の一人として提
出者の一人に加わってもらわなければならない。提
出者は、総務二人のほかに、もう二人....
「文学座『夢を喰ふ女』を演出して」より 著者:岸田国士
ラの演奏のような、調和と旋律をねらつたものであり、そのつもりで観てもらいたいと演
出者として希望するのである。(三月十六日談)....
「劇の好きな子供たちへ」より 著者:岸田国士
稽古中も、みんなが、劇をできるだけよく、面白くするために、どしどし意見をだし、演
出者が最後に、それを、採用するかどうかをきめ、最後まで、みがきをかける。 演出....
「あるニュウ・フェイスへの手紙」より 著者:岸田国士
劇調になったら、まるっきりぶちこわしです。それほど難解な文学ではないのだから、演
出者も俳優も、この翻訳からひと通り舞台のイメーヂはつかめる筈ですが、さて、この舞....
「演出者として」より 著者:岸田国士
演
出者として 岸田國士 近代劇の古典といわれるゴーリキイの「どん底」を文学座がそ....
「オフェリヤ殺し」より 著者:小栗虫太郎
た。 と云って、王クローディアスに扮する、独逸人俳優ルッドイッヒ・ロンネは傍演
出者を兼ねているのだし、レイアティズ役の小保内精一は、音声上役どころでないと云っ....
「公開書架(Open-shelf-system)につきて」より 著者:佐野友三郎
すべき時機に達せざれども、研究を目的とする読者はしばらく措き、少なくとも、館外帯
出者のごときは、必ずしも目録について検索するを要せず、借受前、親しく図書の内容を....
「ファラデーの伝」より 著者:愛知敬一
この推薦書を下げろとファラデーに言った。ファラデーは、自分が出したのではない、提
出者が出したのだから、自分からは下げられないと答えた。デビーは「それなら、提
出者....
「熱情の人」より 著者:久保栄
。あたかもこれは、ラインハルトがウィーンに拠って後、ベルリンの劇壇において当夜演
出者による多くのラインハルト演出が行われ、またモスコオのテアトル・ワフタンゴワで....
「二葉亭余談」より 著者:内田魯庵
う意味の文章論をいわゆる小説家の口から聴こうとは夢にも思っていなかった。問題の提
出者たる古典科出身のYは不可解な顔をして何ともいわなかった。 ドストエフスキー....
「中世の文学伝統」より 著者:風巻景次郎
詠まれるようになってくる。もち論これは皇室・縉紳の上についてのことでなくて、成り
出者の武将などに多かったのであって、和歌の受容のされ方を知るによい証拠になること....