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出荷
「出荷〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
出荷の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
峠の牛方だ。 最初、半蔵にはこの事件の真相がはっきりつかめなかった。今まで入荷
出荷とも付送りを取り扱って来た中津川の問屋|角十に対抗して、牛方仲間が団結し、荷....
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
屋李助、その他、一時は下海道辺の問屋から今渡の問屋仲間を相手にこの界隈の入り荷|
出荷とも一手に引き受けて牛方事件の紛争まで引き起こした旧問屋|角屋十兵衛の店など....
「食べもの」より 著者:佐藤垢石
は、簡単だ。 試みに、私の手もとにある昭和十九年十二月二十日現在の、群馬県青果
出荷統制組合発表、青果物関係公定価格表を、一覧してみよう。なるほど、青物は安いも....
「米」より 著者:犬田卯
どうしてこの際、工面したらよかったろうか。 考えても考えても、たよるのは産組へ
出荷した大麦の代金だけしかなかった。つぎの朝、彼女は野良支度をしている夫へ言った....
「夫人利生記」より 著者:泉鏡花
が砕けたかと思った――気が遠くなったほどである。この前日、夫人像出来、道中安全、
出荷という、はがきの通知をうけていた。 のち二日目の午後、小包が届いたのである....
「自力更生より自然力更生へ」より 著者:三沢勝衛
、この地方の子供のすさび位にしか利用されておらないようで、それを果物として市場へ
出荷すること等はもちろん、それを原料として罐詰の製作とかジャムの製造ないしは桑の....