出願[語句情報] » 出願

「出願〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

出願の前後の文節・文章を表示しています。該当する14件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
特許多腕人間方式」より 著者:海野十三
ここに来て待っておった。先生、出勤が遅すぎるじゃないですか」 「ああ、いやソノ、出願事件ですかな」 「もう三十分も遅ければ、先生のお宅へ伺おうと考えていたところ....
綺堂むかし語り」より 著者:岡本綺堂
ていますが、地方の小さい新聞社では従軍記者を出さないのがある。その新聞社の名儀で出願すれば、一社一人は許されるので、東京の新聞社は争って地方の新聞社に交渉するこ....
中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
て来ました。そこで、ある道士にたのんで、訴状をかいて上帝に捧げました。鬼の退去を出願したのです。 すると、その翌日、鬼は大きい声で呶鳴りました。 「おれはお前....
中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
せまって久しく退かないので、土地の有力者は前にいった宋代の例を引いて、江浙行省に出願し、天師をむかえて潮を退けることになった。時の天師は三十八代の凝神広教真人で....
関牧塲創業記事」より 著者:関寛
治三十三年八月、又一は札幌農学校在学中シホホロ迄|来り、同地にて実地を検して且つ出願せんとす。 三十四年一月、又一は釧路を経て※別に来る。 同年五月、斗満原野三....
巴里の唄うたい」より 著者:岡本かの子
についてはあなたのお顔を立てかねますな。但、御陳情によりまして以後、唄うたいの新出願者は決して許可しないことにいたしましょう。つまり、巴里の唄うたいの数を現状の....
発明小僧」より 著者:海野十三
明 昭和二年実用新案広告第一一六七七号(類別第一十五類五、銃弓及射的玩具)――出願人、東京府下本田村立石、×田×次郎氏。 「登録の請求範囲」というのを見ると、....
名士訪問記」より 著者:海野十三
」 「ほう。そんなに特許をたのまれますか。」 「これは内緒ですが、今のところもう出願が八つと異議申立が一つ来ています。この景気では、事務所をもっと拡げ、所員も殖....
次郎物語」より 著者:下村湖人
る前に果たしておかなけれはならない一つの重要な仕事が残されていた。それは数日前に出願を締め切った次回の入塾希望者の履歴書を整備して朝倉先生に提出し、採否の決定を....
鴎外の思い出」より 著者:小金井喜美子
御悦申上候。相かはらず来月十九日納会相催し候まゝ、何とぞ/\御ばゝ様御同道にて御出願ひ上候。遠方|故御出なくば、御詠にてもいたゞき度、此段申上候。過る比福羽君に....
明治演劇年表」より 著者:岡本綺堂
馬を興行す。 ○二月、守田座の座主守田勘弥、猿若町より京橋区新富町六丁目へ転座を出願し、四月に至って許可せらる。 天保以後、明治の初年に至るまで、三座はみな浅....
空中征服」より 著者:賀川豊彦
の時間を訂正して、歴史的事実を市吏員の言うがままに曲げて嘘を書きようやくのことで出願に及ぶと、今度はあまり汚くなったから美しく書き直してくれと言う。 もう肝癪....
特殊部落の人口増殖」より 著者:喜田貞吉
得て、東町奉行所公事方の許可を願い出たが、この度は許されなかった。そこで熱心なる出願人等は、遂に奉行所の投入箱へ願書を投げ入れるという最後の手段にまで出たので、....
私の履歴書」より 著者:井上貞治郎
社に改めた。ちょうどこのころ、私が苦心して組立てた機械とその製法が実用新案特許を出願して認可されたので、製品の名も“特許段ボール”として市場に出すことになった。....