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刀下
「刀下〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
刀下の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
もと》の格に見える。 宇津木文之丞と机竜之助は左右にわかれて両膝を八文字に、太
刀下三尺ずつの間合《まあい》をとって、木刀を前に、礼を交わして、お互いの眼と眼が....
「丹下左膳」より 著者:林不忘
この騒ぎをよそに、鈴川源十郎はすこし離れて、何かお藤とささやきかわしていたが、
刀下をかいくぐって木かげに転びついたお艶の、闇に慣れた瞳に映じたのは、彼女の初め....
「剣侠」より 著者:国枝史郎
も討ち取ろうといたします。拙者は一人相手は二人、日頃の誼み兄弟分の情、何卒お助太
刀下されい」 卑怯にも黒白を逆に云い做らし、主水兄妹を討ち取らせようと、そう陣....
「八犬伝談余」より 著者:内田魯庵
名花空しく路傍の塵に委す 雲鬟影を吹いて緑地に粘す 血雨声無く紅巾に沁む 命薄く
刀下の鬼となるを甘んずるも 情は深くして豈意中の人を忘れん 玉蕭幸ひに同名字あつ....
「粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)」より 著者:三遊亭円朝
ないと存じますから、とても女子の細腕で仇を討つことは出来ませんから、何うぞお助太
刀下さるように是のみ頼み入るという処の、細かい手紙でございまする。これへ金子を添....
「三国志」より 著者:吉川英治
「兪渉将軍は、乱軍の中に、敵将華雄と出会って、戦うこと、六、七合、たちまち彼の
刀下に斬って落された」 とのことに、満堂の諸侯は、驚いていよいよ肌に粟を覚えた....