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「分科〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

分科の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
段階にある。それで現在の形における『原始生成』の問題は昔の『永久運動』と同様に多分科学のプログラムから削除されてしまうにちがいないと思われる。それで結局、生命は....
国際殺人団の崩壊」より 著者:海野十三
日本|否世界の科学界を面目一新させようとしている。博士自身も、この研究所に自ら一分科を担任して、終日試験管やレトルトの側をはなれない。その研究題目は「化学による....
骨董」より 著者:幸田露伴
の中をウロツイている訳になるから、美術だの、歴史だの、文芸だの、その他いろいろの分科の学者たちも、ありふれた事は一通り知り尽して終った段になると、いつか知らぬ間....
読書法」より 著者:戸坂潤
こにこの辞典のもつ哲学的意義の要点があるだろう。少なくともかかる哲学的態度は、諸分科に分れた文化を総括し組織づけ得る処のエンサイクロペディスト的な能力を意味する....
科学論」より 著者:戸坂潤
行きたいと考えている。 一九三六・二 著者 広い意味に於て科学というのは、単に分科の学のことを指すのである。処が学問という観念乃至言葉も亦決して元来、今日普通....
イデオロギーの論理学」より 著者:戸坂潤
はそれが属すべき何かの位置が既知であるに相違ない、それ故既成的問題は既成の科学的分科のどれかにぞくする問題として位置づけられることが出来る。哲学の問題は何々であ....
現代哲学講話」より 著者:戸坂潤
然哲学を自然科学に対する無縁な対立物に把握されねばならないものである。 特殊的分科の諸科学としての諸自然科学は、それが存在を実際的に解明する使命を果すためには....
現代唯物論講話」より 著者:戸坂潤
るような具合に、空間学とでも云うものが存在するのを吾々は聞かない。 このように分科的な観点に立てば、空間はどこへ行っても部分的な――恐らく多くの人々によれば余....
辞典」より 著者:戸坂潤
二義的以下に物質と呼ばれるものは沢山あるが)を研究対象とする科学である。 二 諸分科科学の関係 自然科学はその研究の対象である自然の種類に従って、即ち自然の夫々....
現代日本の思想対立」より 著者:戸坂潤
無視することの出来ない建前にある。 だがそれと共に、吾々の概観の目的は、各専門分科の学術領域に於て夫々意味を有った労作に触れることには必ずしも存しない。それは....
科学と科学の観念」より 著者:戸坂潤
る」という言葉もあったから、あまり不思議がることはないのである。科学という字は、分科した学問という意味を有っていたと思うが、この成語の名詞が動詞となったことは、....
地震雑感」より 著者:寺田寅彦
思われる。しかし現在のように科学というものの中に、互いに連絡のよくとれていない各分科が併立して、各自の窮屈な狭い見地から覗い得る範囲だけについていわゆる専門を称....
一商人として 」より 著者:相馬愛蔵
飼育されるか、恐らく知っている人は少ないでしょう。仕事が大きくなり、何部何々部と分科的になれば互いに自分の領分に籠り、また実際担任以外の仕事に及ぶことは困難に相....
純粋経済学要論」より 著者:手塚寿郎
般特に富の生産、分配、消費の解説と説明とは、たしかに自然科学に過ぎず、博物学の一分科、蜜蜂の博物学の続編をなす人間の博物学に過ぎないであろう。だが事実はこれと全....
六号室」より 著者:瀬沼夏葉
ら、今頃は現代思潮の中心となっていたであろうと思われます。その時にはきっと大学の分科の教授にでもなっていたのでしょう。無論知識なるものは、永久のものでは無く、変....