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分隊
「分隊〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
分隊の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「さようなら」より 著者:田中英光
愛感で行軍の時も岡田と並んで歩き、学生時代の楽しい追憶を、ヤキモチ焼きの髭ッ面の
分隊長から、「煩さいぞッ」と呶鳴《どな》られるほど声高に語り止めなかったのが、段....
「最終戦争論」より 著者:石原莞爾
ら自然に面式の縦深防禦の新方式が出てきました。 すなわち自動火器を中心とする一
分隊ぐらい(戦闘群)の兵力が大間隔に陣地を占め、さらにこれを縦深に配置するのであ....
「爬虫館事件」より 著者:海野十三
は遠く日露戦争の昔にさかのぼりますが、河内園長が満州の野に出征して軍曹となり、一
分隊の兵を率いて例の沙河の前線、遼陽の戦いに奮戦したときのことです。其のとき柵山....
「海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
氏来宅。「まだらの紐」の小見出をまだつけてないので気の毒をする。 ◯元青葉の十一
分隊長池田忠正氏より手紙が届く。氏は目下鉱山事務所にて働いていられる。 八月二....
「小説 不如帰 」より 著者:徳冨蘆花
。無手法は困る」というはこの仲間にての年長なる甲板士官。 「無手法といえば、○番
分隊士は実に驚くよ」と他の一|人はことばをさしはさみぬ。「勉励も非常だが、第一い....
「沈没男」より 著者:海野十三
射管は二十一吋四門という聞くからに頼母しい性能と装備とを有して居り、ことに高角砲
分隊の技術については、英海軍中第一の射撃命中賞を有しているとかの噂も聞いて居り、....
「宇宙戦隊」より 著者:海野十三
ながら、二人の話に耳を傾けていた竜造寺兵曹長が、感きわまって、嘆声をあげた。 「
分隊士、そうなると、われわれ飛行科の者は、平常から宇宙戦争の尖兵たる覚悟で、勤務....
「怪塔王」より 著者:海野十三
う害を軍艦や乗組員にあたえたかを調べる係なのです。 検察隊長は、この軍艦の第一
分隊長塩田|大尉でありました。この大事件とともに、艦長|安西大佐から命ぜられたも....
「太平洋魔城」より 著者:海野十三
線だ」 ケレンコは、断乎としていいはなった。 「射撃用意よろしい」 怪力線砲
分隊よりの報告。高声電話の声だ。 「よし、撃て!」 ついにおそるべき号令が発せ....
「地底戦車の怪人」より 著者:海野十三
人だ。 「命令。地底戦車兵第……ええと、第百一連隊第二大隊第三中隊第四小隊のパイ
分隊は、只今より出動する」 と、べら棒に大きな数をいって、 「戦車長は、パイ軍....
「浮かぶ飛行島」より 著者:海野十三
とも兵科は違っていて、背高のっぽの川上大尉は機関科に属しており、長谷部大尉は第三
分隊長で、砲を預かっていた。 「これでやるか、――」 と長谷部大尉は、バスケッ....
「空襲警報」より 著者:海野十三
キャッと若い母の腕の上ではねた。 「さあ旗男君。早いところ行軍を始めようぜ。――
分隊前へ……」 国彦中尉はふざけた号令をかけると、正彦坊やを露子の手からうけと....
「次郎物語」より 著者:下村湖人
はわき目もふらず行進しつづけて来たが、やがてこちらの集まっている前まで来ると、「
分隊止まれ」の号令で停止し、「左向け左」の号令で横隊になった。そして両翼の嚮導に....
「雪の透く袖」より 著者:鈴木鼓村
、漸くに人々が立退いたとのことである。 吾々は、次ぎの日に、この新らしき湖を、
分隊|毎に分れて、渉ったが、この時の絶景といったら、実に筆紙にも尽し難い、仰向い....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
時代に於ける落伍者と言わざるべからず。 戦闘群戦術は「面」の戦法にして単位は
分隊とす。その戦闘指導精神は統制なり。 二 実際に於ける戦闘法の進歩は右の如く単....