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切っ立て
「切っ立て〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
切っ立ての前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「登山の朝」より 著者:辻村伊助
ちょっと休んだらもうがまんがしきれない、頂上は頭の上だが、そこにつづく鋭い山稜は
切っ立てになってるから、ずいぶん骨が折れそうだ、四人とも言い合わせたように、リュ....
「探偵夜話」より 著者:岡本綺堂
穴の間口はさほどに広くもないが、深さは一間半ほどに達しているらしく、しかも殆んど
切っ立てのように掘られてあるので、それから這いあがることは頗る困難であったが、父....
「世界怪談名作集」より 著者:岡本綺堂
をはずすと、窓は前にいった裏庭にむかっているが、そこには張り出しも何もないので、
切っ立てになっている壁を降りる便宜もなく、庭の敷石の上へ落ちるまでのあいだに足が....
「幸福のうわおいぐつ」より 著者:アンデルセンハンス・クリスチャン
なりに取りまわした山のひとつにくだりました。山が輪になってめぐっている内がわに、
切っ立てになったはち形のくぼみが、なんマイルもふかく掘れていました。その堀の底に....
「くろん坊」より 著者:岡本綺堂
のかたきだ。あの骸骨をあのままにして置く事はならねえ。」 何分にも屏風のように
切っ立ての崖であるから、目の下にみえながら降りることが出来ない。源兵衛は自分のか....
「穴」より 著者:岡本綺堂
穴の間口はさほどに広くもないが、深さは一間半ほどに達しているらしく、しかも殆んど
切っ立てのように掘られてあるので、それから這いあがることは頗る困難であったが、父....