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「切替〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

切替の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
宇宙戦隊」より 著者:海野十三
変にぶつかったことを知った。かねての手筈により、山岸中尉は、目にもとまらぬ速さで切替桿をひき、二号艇の尾部へむかって出る噴射|瓦斯を、あべこべに前方へ出るように....
夜明け前」より 著者:島崎藤村
村々では、慶長年度の昔から谷中一般人民に許された白木六千駄のかわりに、それを「御切替え」と称えて、代金で尾張藩から分配されて来た。これらは皆、歴史的に縁故の深い....
夜明け前」より 著者:島崎藤村
の地方では、すべてにわたり同藩保護の下に発達して来たようなもので、各村とも榑木御切替えととなえて、年々の補助金を同藩より受け、なお、補助の目的で隣国|美濃の大井....
高尾ざんげ」より 著者:豊島与志雄
どくばかばかしくなってきました。それに丁度、預金の支払制限と封鎖、流通紙幣の新旧切替えとなり、杉茂登にも二人名義の不義理が重なってゆきました。檜山は多少の株券を....
立札」より 著者:豊島与志雄
れだ。俺が買い込むつもりだったのは、鑵詰類と綿布類だった。それを、穀物と毛織物に切替えたのは、お前の仕業だな。」 「いえ、初めからそういう御註文だったのではござ....
国立国会図書館」より 著者:中井正一
法律を国会図書館の立法調査部の力を借りて、法律案を打立ててゆくという大きなギアの切替えが、一つの夢(これはあたりまえの事ではあるが)として、ブラウン氏から説かれ....
明治の五十銭銀貨」より 著者:服部之総
内乱をそのあいだにさしはさんで、混乱しきっている日本幣制を、金銀両本位の円制度に切替るというはなれわざが、どうしてあの貧乏政府にできたかという問題である。 イ....
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
りのんびりしたし、永年の生活が形の上で一変化する切かえを大変いい工合になだらかに切替えることになりましたし、それにもまして心に刻まれるのは、ああやって江場土で暮....
旅愁」より 著者:横光利一
の胸中に針を打つのも忘れなかった。 この日も叔父の貞吉は矢代所持の株券の相場や切替の話をすませてから、彼の母と叔父たち共通の実家にあたる、滝川家のことに自然に....