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列ぶ
「列ぶ〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
列ぶの前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「綺堂むかし語り」より 著者:岡本綺堂
座も十二月に入ると、急に明るくなる。大通りの東側は勿論、西側にも露店がいっぱいに
列ぶこと、今日の歳末と同様である。尾張町の角や、京橋の際には、歳の市商人の小屋も....
「中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
、最も大きい蝦蟆がその上に坐っていると、他の小さい蝦蟆が左右に四匹ずつ向い合って
列ぶ。やがて大きいのがひと声鳴くと、他の八匹もひと声鳴く。大きいのが幾たびか鳴け....
「闘牛」より 著者:野上豊一郎
去る役である。 その花やかな一団はアレナを横断して、正面のテンディドスへ向いて
列ぶと、其処に陣取っている闘牛の司宰者が牛檻《トリル》の鍵を馬上の役人《アルグア....
「チベット旅行記」より 著者:河口慧海
描いてある太鼓を持ち、片手に弓形の撥を持って繰出して参りまして釈迦堂の前面へ円く
列ぶです。その次に出て来るのが鐃鉢を持った僧侶でその数およそ三百人ばかり、その法....
「手仕事の日本」より 著者:柳宗悦
物の領域ばかりではなく焼物だとて同じであります。 清水から五条坂にかけて軒並に
列ぶ店々を覗いて見ましょう。何某何世と名のる焼物師も少くはありません。この都から....