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「列国〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

列国の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
神州纐纈城」より 著者:国枝史郎
馬守が徳川将軍に教授したのと、天下二師範の名の下に並称されたものである。 その列国を往来するや、駒を牽き鷹を臂し、従者おおかた一百人、まことに堂々たるものであ....
謀叛論(草稿)」より 著者:徳冨蘆花
てはならぬ。今度の事のごときこそ真忠臣が禍を転じて福となすべき千金の機会である。列国も見ている。日本にも無政府党が出て来た。恐ろしい企をした、西洋では皆打殺す、....
思想と風俗」より 著者:戸坂潤
信関係も正式に結ばなければならなくなる。事実の前には一切の理屈は全く無力なのだ。列国の満州帝国承認は、列国のソヴェート・ロシア承認と同様に、恐らく単に時間の問題....
惜別」より 著者:太宰治
一群の蘭医に依って口火を切られたのだと言っていた。一日も早く西洋の科学を消化して列国に拮抗しなければ、支那もまた、いたずらに老大国の自讃に酔いながら、みるみるお....
共軛回転弾」より 著者:海野十三
これは何でしょうか」 「これは何ですの」 「ああ、それは陳腐なものばかりじゃ。今列国の兵器研究所が、秘密に取上げているものばかりだよ。今頃そんなものに手をつけて....
世界の一環としての日本」より 著者:戸坂潤
は苦情にはならぬ。問題はその内容の質にあるのだ。だが私が不審でならなかったのは、列国の国防費の円単位数量と日本のとを単純に比較することによって、一体日本の国防費....
社会時評」より 著者:戸坂潤
目標とする戦争挑発物の出版及び記事と当局の意図のように推定されそうなものや国民や列国を惑わせるような戦略戦術の出版及び記事とだけを、部分的に厳重に取締ることにし....
返事」より 著者:太宰治
書き並べています。講談社がキングという雑誌を復活させたという新聞広告を見て、私は列国の教養人に対し、冷汗をかきました。恥ずかしくてならないのです。 どうして、....
『地球盗難』の作者の言葉」より 著者:海野十三
くら金があったとしても、科学力に於て優越していないときは勝者たることは難い。世界列国はいまや国防科学の競争に必死であり、しかもその内容は絶対秘密に保たれてある。....
南半球五万哩」より 著者:井上円了
よびドイツ領あり、中部にはフランス領あり、イタリア領あり、べルギー領ありて、欧州列国の植民地、アフリカに集中し、互いに対抗の勢いを持す。そのうち英国が過半の勢力....
福沢諭吉」より 著者:服部之総
立場から、「英亜《えいあ》開版の歴史地理誌数書を閲《けみ》し中に就《つ》いて西洋列国の条《じょう》を抄約し、毎条必ずその要を掲げて、史記、政治、海陸軍、銭貨出納....
真の愛国心」より 著者:新渡戸稲造
考えていること、政府の為《な》したことは、殆《ほとん》ど総て少時間の後に暴露し、列国環視の目的物となる。そこで世界の各国が一国を判断する時には、その言うこと為す....
国際聯盟とは如何なものか」より 著者:新渡戸稲造
有名なものは前世紀の初頭に於ける神聖同盟である。各国の国王や総理大臣が出席して、列国の君主は互に同胞のように交り、永く相親睦して争わぬことを誓った。しかもその誓....
建国の事情と万世一系の思想」より 著者:津田左右吉
の中期における世界の情勢は、日本に二重政体の存続することを許さなくなった。日本が列国の一つとして世界に立つには、政府は朝廷か幕府かどれかの一つでなくてはならぬこ....
戦争史大観」より 著者:石原莞爾
見ると容易に思うように行かない。詳しい事は研究した事もないから私には判らないが、列国が放任して置いたらあの革命も不成功に終ったのではなかろうか。少なくもその恐れ....