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列席
「列席〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
列席の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「河童」より 著者:芥川竜之介
て現在は××写真師のステュディオなる□□街第二百五十一号に臨時調査会を開催せり。
列席せる会員は下《しも》のごとし。(氏名を略す。)
我ら十七名の会員は心霊協会....
「或る女」より 著者:有島武郎
盛況を呈した。知事令夫人も、名だたる素封家《そほうか》の奥さんたちもその集会には
列席した。そして三か年の月日は早月親佐を仙台には無くてはならぬ名物の一つにしてし....
「放送された遺言」より 著者:海野十三
私らでは到底想像することのできない悪魔のような巨大な力です。ことに近く、ここにご
列席の方々によって行なわれる実験には七千グラムの酸素をお使いになるそうですから、....
「深夜の市長」より 著者:海野十三
り役人風を吹かせるんじゃないよ」 深夜の待合行き、――しかも向うには警視総監が
列席しているという。なんという変った使命だ。事件らしいが、一体どんなことが起った....
「青蛙堂鬼談」より 著者:岡本綺堂
内に張訓という武人があった。ある時、その城をあずかっている将軍が饗宴をひらいて、
列席の武官と文官一同に詩や絵や文章を自筆でかいた扇子一本ずつをくれた。一同ひどく....
「怪星ガン」より 著者:海野十三
っしょに歩くことにしていたが、その日は帆村がテッド博士からよばれて、艇内で会議に
列席するため外出ができないので、三根夫ひとりが町へでた。 「もしもし、三根夫さま....
「初雪」より 著者:秋田滋
きな不幸に見舞われた。乗物の事故のために、両親が不慮の死を遂げたのである。葬儀に
列席しなければならなかったので、彼女は巴里へ帰った。それから半歳ばかりと云うもの....
「スリーピー・ホローの伝説」より 著者:アーヴィングワシントン
あった。わたしが感じたところでは、貧乏にちがいなかった。だが、彼は大いにつとめて
列席のひとびとを楽しませようとした。彼の物語が終ったときには、笑い声が盛んにおこ....
「豆腐買い」より 著者:岡本かの子
京さん。神殿の廊下の外には女子供が立集って、きゃきゃと騒いだ。加奈子もまじった。
列席の二三の親しい友達は不思議な美にうたれた。 まわりのものの心配するほどのこ....
「欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
三十一人の教正ありてこれを管理す。そのうち大教正と二十四人の教正は、国会の上院に
列席することを得るなり。寺院の数一万四千五百七十三棟、僧侶の数およそ二万四千人、....
「西航日録」より 著者:井上円了
十四日はハーバード大学学位授与式の挙あるを聞き、前夕の汽車にて同所に至り、場内に
列席す。当日は哲学館出身高木真一氏も、卒業生の一人に加わりて学位を授かる。同氏は....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
イル前後なるに、今日はわずかに百二十三マイルに過ぎず。かかる風波船動の中、食堂へ
列席せざるものは十四、五人くらいにして、そのほかはみな喫飯せり。もって船客のいか....
「むかでの跫音」より 著者:大倉燁子
こうした蔭口を、時には故意と聞えよがしに云うのを耳にしながら、平然として告別式に
列席し、納骨式に拍手を拍って祝詞を捧げる彼だ。伯父の死も謎かも知れないが、私の目....
「耳香水」より 著者:大倉燁子
に対して大変に興味を有つようになッたのです。 その翌々日、私はある人の告別式に
列席するため、定刻より早めに教会へ往っていました。そこには必ずあの夫人が来るであ....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
同地を、近く要塞化すべきを断じたのであったが、この後、間もなく実現したので、当時
列席した人から感慨深い挨拶状を受けたことがあった。 ドイツ留学の二年間は、主と....