初卯[語句情報] » 初卯

「初卯〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

初卯の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
十二支考」より 著者:南方熊楠
べしと。いずれも蛇を竜の幼稚なものとしたので、出雲|佐田社《さだのやしろ》へ十月初卯日ごとに竜宮から竜子を献《たてまつ》るというも、実は海蛇だ。『折焚柴記《おり....
残されたる江戸」より 著者:柴田流星
目次 江戸ッ児の教育 顔役の裔 三ヶ日と七草 揚り凧 藪入と閻魔 節分と鷽替初卯と初午 梅と桜 弥助と甘い物 渡し船 汐干狩 山吹の名所 節句 筍めし 藤と....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
十五日を期して行われたのでありましたが、久しく廃《すた》れていたのを、この二月|初卯《はつう》を期して――後代の佳例に残るかどうかは知らないが、ともかくもやって....
化鳥」より 著者:泉鏡花
いうのはこのことで。 まだ私が母様のお腹に居た時分だッて、そういいましたっけ。初卯の日、母様が腰元を二人連れて、市の卯辰の方の天神様へお参んなすって、晩方帰っ....
」より 著者:岡本綺堂
んでも明けて廿一とかいう話だったが、この芸者は京橋の福井という紙屋の旦那と亀戸の初卯詣に出かける筈で、土地の松屋という船宿から船に乗って、今や桟橋を離れたところ....