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初山
「初山〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
初山の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「南地心中」より 著者:泉鏡花
に出掛けた……この初阪とは、伝え聞く、富士、浅間、大山、筑波、はじめて、出立つを
初山と称うるに傚って、大阪の地へ初見参という意味である。 その男が、天満橋を北....
「私の活動写真傍観史」より 著者:伊丹万作
が死に、秋になると関東の大震災に驚かされた。 震災の歳の暮れに上京すると、私は
初山滋君の住んでいる長崎村が気にいつたので、すぐさま、同君の近所の小さい家を借り....
「植物一日一題」より 著者:牧野富太郎
リト云爾雅ノ註ニ江東呼小栗為※栗|崔禹錫《さいうしゅく》食経ニハ杭子ト云ヘリ春ノ
初山ヲヤケバ栗ノ木モヤクル其春苗ヲ生ジ其秋実ノル地ニヨリテ山野ニ※ク生ズ貧民ハ其....
「野草雑記・野鳥雑記」より 著者:柳田国男
同じ東北でも土地によってその式は少しずつ変っている。青森県の東の部分では、これを
初山掛けといい、正月八日の早朝に行う村が多いけれども、その
初山も四日にする所、十....
「年中行事覚書」より 著者:柳田国男
って来るか。 一四 物始め 吉例として元日または二日の日に行う仕事の種類。 一五
初山踏み 正月四日または二日、山に入って木を伐って来る作法およびその木の名。 一....
「どら猫観察記」より 著者:柳田国男
求めた。猫を犠牲に供した昔話の例は、他民族にも折々聞くことであるが、それがもし最
初山奥から、此動物を連れて来た動機であったら、化けるも不思議に非ず、背くも亦自然....