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「初演〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

初演の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
土曜夫人」より 著者:織田作之助
へ引っこ抜かれたバンドの代りに、今夜から新しく雇い入れられたバンドだった。いわば初演奏だ。だからすくなくとも今夜はおかしいくらい熱心だった。しかし、取り戻した調....
黒死館殺人事件」より 著者:小栗虫太郎
その昔テムズ河上におけるジョージ一世の音楽饗宴が――すなわちヘンデルの、「水楽」初演の夜が髣髴となってくるように、それはまさしく、燃え上らんばかりの幻であり、ま....
黄金虫」より 著者:佐々木直次郎
優で劇作家の Arthur Murphy(一七二七―一八〇五)の喜劇。一七六一年初演。一八三六年にニューヨークでも上演された。 (2) Huguenot――十六....
寄席と芝居と」より 著者:岡本綺堂
いので、さらに三代目河竹新七と竹柴|其水とが補筆して一日の通し狂言に作りあげた。初演の年月から云えば、春木座の方が五年の前であるが、それは已に忘れられて、「牡丹....
幸福のうわおいぐつ」より 著者:アンデルセンハンス・クリスチャン
こでしゃべると、業務の妨害、 晩のごはんのたのしみなくなる。 そんならお芝居――初演の新作。おこのみ流行。 いけない、これは――支配人とけんかだ。 そこでじぶん....
貞操問答」より 著者:菊池寛
よし、舞台にお立ちになったら、見事でしょう。」と、おだてると、 「いいえ。でも、初演のときは、割合好評でございましたの。」と、たわいなく得意になるのを見すまし、....
役者の一生」より 著者:折口信夫
っても毒婦・悪婆の範囲は広いのである。例えば、源之助がよく演じた「鬼神のお松」(初演明治二十六年)の様な英雄型の女も毒婦・悪婆だが、又「蟒およし」の様な少しも悪....
平家蟹」より 著者:岡本綺堂
浪の音、雨の音。)――幕―― (明治四十四年九月執筆/明治四十五年四月、浪花座で初演)....
人狼」より 著者:岡本綺堂
り。梟の声。) ――幕―― (「舞台」昭和六年三月号掲載/昭和六年三月、明治座で初演)....
蟹満寺縁起」より 著者:岡本綺堂
。) ――幕―― (「大正演芸」大正二年二月号掲載/大正九年六月、神戸中央劇場で初演)....
勘平の死」より 著者:岡本綺堂
登場人物初演配役 和泉屋与兵衛 (団右衛門) 女房 おさき (菊三郎) 倅 角太....
イプセン百年祭講演」より 著者:久保栄
、「ゴースツ」に落ちついたわけなのであります。で、この演出にあたって土方さんは、初演の時とはだいぶプランを変更して、従来のオスワルトを主人公とする方針を捨てて、....
明治劇談 ランプの下にて」より 著者:岡本綺堂
―戯曲は雑誌でもお断わり――新作「悪源太」――不入の間――新作「上杉謙信」 自作初演の思い出 三人合作の二番目――藪入り連中を相手の芝居――座附作者の態度――仕....
源之助の一生」より 著者:岡本綺堂
――その頃はまだ猿若町にあった――で黙阿弥作の『嶋鵆月白浪』を上演した。新富座の初演以来、二回目の上演である。菊五郎の嶋蔵、左団次の千太は初演の通りで、団十郎欠....
明治演劇年表」より 著者:岡本綺堂
改め、市村座において「勧進帳」の弁慶を勤む。 ○八月、市村座において「桃山譚」を初演。権之助の地震加藤、大好評。 ○劇場は依然として不振の状態をつづけ、各座いず....