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「初番〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

初番の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
梅津只円翁伝」より 著者:杉山萠円
は「小鍛冶」の稽古であった。 筆者が十二歳になった春と思う。光雲神社の神事能の初番に出るというので、祖父母、筆者と共に翁も非常な意気込であったらしいが、それだ....
白金之絵図」より 著者:泉鏡花
せぬ。 老人、あの当時、……されば後月、九月の上旬。上野辺のある舞台において、初番に間狂言、那須の語。本役には釣狐のシテ、白蔵主を致しまする筈。……で、これは....
土地」より 著者:豊島与志雄
は、日傭稼ぎに出ても、合間を見ては父の側にやって来ることが出来た。 丁度稲田の初番《しょて》の草取りの時期になっていた。村の者達は幾人か連れ立って、手甲脚絆の....