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別伝
「別伝〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
別伝の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「十二支考」より 著者:南方熊楠
リウスの宗見を奉ずる故、同じキリスト教ながら新教旧教またギリシア教より見れば教外
別伝の概あり、一六七六年マドリッド版ナヴァワッテの『支那歴史道徳論《トラタドス・....
「爆弾太平記」より 著者:夢野久作
る。この導火線の寸法なるものが又、彼奴等の永年の熟練から来ているので、所謂、教化
別伝の秘術という奴だろう。魚群の巨大さや深さによって咄嗟の間に見計らいを付けるの....
「謡曲黒白談」より 著者:夢野久作
正に毒草を変じて薬となし、糞土を烹て醍醐をなす底の怪手腕と称すべしで、謡曲の教外
別伝の極地、声色の境界を超越した、玄中の玄曲を識得した英霊漢というべしである。か....
「万葉秀歌」より 著者:斎藤茂吉
、「念へども念ひもかねつあしひきの山鳥の尾の永きこの夜を」(巻十一・二八〇二)の
別伝として載っているが、拾遺集恋に人麿作として載り小倉百人一首にも選ばれたから、....
「金銭無情」より 著者:坂口安吾
つちやゐないんだから、天妙様の御指図は方角が違つてゐるのだらう。この節のお客は特
別伝染病をこはがるタチだから、とつとと帰つておくれ。石炭酸をブッかけるぜ」 「ア....
「阿Q正伝」より 著者:井上紅梅
する」と。これは本来極めて注意すべきことで、伝記の名前は列伝、自伝、内伝、外伝、
別伝、家伝、小伝などとずいぶん蒼蝿いほどたくさんあるが、惜しいかな皆合わない。 ....