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「別行動〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

別行動の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
ドグラ・マグラ」より 著者:夢野久作
れは依然としてT子に対する愛着と、この研究に関する未練を棄て得なかったMが、Wと別行動を執って、T子以外に絵巻物を隠している者がいはしまいかと、色々探索している....
近世快人伝」より 著者:夢野久作
頭山満曰く、 「杉山みたような頭の人間が又と二人居るものでない。彼奴は玄洋社と別行動を執って来た人間じゃが、この間久し振りに合うた時には俺の事を頭山先生と云い....
鞄らしくない鞄」より 著者:海野十三
事とはしないで、お化け鞄と猫又《ねこまた》に興味を持つ帆村荘六を援助するための特別行動である――と、彼の部下二名に説明してあった。 帆村は、お化け鞄については....
火薬船」より 著者:海野十三
ふりはらって、ぐんぐん前へ出ていく大胆さ。そこで彼は、さっきからこの有象無象とは別行動をとり、ウィンチにもたれて、こっちをじろじろしていた一人の、たくましい水夫....
落語・教祖列伝」より 著者:坂口安吾
泉を感じさせられているだけである。 ところが力は分派して、もっと別の宙天から、別行動を起して、彼にかかってくるものがある。それはホラブンの絶え間なしにつぶやい....
ニュー・ヨーク 『青春の自画像』より」より 著者:前田河広一郎
い声であった。冬もまぢかなのに、テニス用の運動靴をはいている。 木元は木元で、別行動をとっていた。彼はズボンのポケットから、やにわにウイスキーの罎をぬき出すと....