利物[語句情報] »
利物
「利物〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
利物の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「復讐」より 著者:夢野久作
と黒木はイヨイヨ感動したらしく、片手で鼻の下を撫でおろした。 「……仏蘭西か伊太
利物らしい小説ですな。……けれども万に一つその通りになったら、お嬢さんは、トテモ....
「丹下左膳」より 著者:林不忘
重な奉行忠相の屋敷へさえ、風のように昼夜をわかたず出入するくらい、まして、自然の
利物に富む街道すじに、多人数の一団をつけるがごときは、泰軒にとっては朝めしまえ、....
「丹下左膳」より 著者:林不忘
り、むすびめがほどける。
いつの世、いずくの世界でも、人をして真剣ならしむる我
利物欲……そのとほうもない莫大な財産が、人に知られずどこかの地中に眠っている。お....
「レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
行犯である。歴史上のすべての侵入は女の腰巻きによって決定せられた。婦人は男子の権
利物である。ロムルスはサビネの女らを奪い、ウィリアムはサクソンの女らを奪い、シー....
「法然行伝」より 著者:中里介山
いようではあるけれども当根に叶い易《やす》いと云った時、末法万年余経悉滅弥陀一教
利物偏増《まっぽうまんねんよきょうしつめつみだいっきょうりもつへんぞう》の道理に....