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利益社会
「利益社会〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
利益社会の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「思想と風俗」より 著者:戸坂潤
る大学の実質が悪くても善くても、とに角その大学は自分の大学なのである。自分をこの
利益社会の一員と考えるのである。処でこういう利益団体としての私大が成立するのは、....
「道徳の観念」より 著者:戸坂潤
要するに単に社会秩序乃至社会機構のことに他ならないのである。人間相互の物的関係や
利益社会関係や共同社会関係が道徳の材料であって、この共同社会関係が他の社会関係の....
「世界の一環としての日本」より 著者:戸坂潤
ある。――但し読者は早まってはならない、「くに」とは国家の事ではない。国家などは
利益社会に過ぎない。自分はファシストなどではない(「現代日本と町人根性」――雑誌....
「再び科学的精神について」より 著者:戸坂潤
達し、そこには自由競争が盛んとなり、自由競争の盛んなる処には妥協協定の術の長ずる
利益社会が栄える。性来親子の情の濃厚なる民族にあっては家族が生活の単位となり、そ....