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削除
「削除〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
削除の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「狂言の神」より 著者:太宰治
を三枚にまとめて書きしるしたのであるが、しのびがたき困難に逢着し、いまはそっくり
削除した。読者、不要の穿鑿《せんさく》をせず、またの日の物語に期待して居られるが....
「白蟻」より 著者:小栗虫太郎
がつき纏《まと》っていて、私達はまったく不鍛練でございましたわね。(以下四七一字
削除)しかし、その中でただ一つ、はっきりと頭の中に残っておりますのは、あの背比べ....
「宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
の形における『原始生成』の問題は昔の『永久運動』と同様に多分科学のプログラムから
削除されてしまうにちがいないと思われる。それで結局、生命は宇宙空間、すなわち地球....
「自叙伝」より 著者:大杉栄
ていた。そして二人で、お互いにいい気持になって、知らん間にそれをほんとうの(三字
削除)びに使っていた。 が、お花さんも僕も、それだけのことでは満足ができなかっ....
「十五年間」より 著者:太宰治
る愚劣な「忠臣」もあった。私の或る四十枚の小説は発表直後、はじめから終りまで全文
削除を命じられた。また或る二百枚以上の新作の小説は出版不許可になった事もあった。....
「日本脱出記」より 著者:大杉栄
年Mが、鎌倉の僕の家にふいと訪ねて来た。要件は、要するに、近く上海で、(二十一字
削除)を開きたいのだが、そして今はただ日本の参加を待っているだけなのだが、それに....
「軍用鼠」より 著者:海野十三
にして、そのあとの『というのであるが』以下『センセイショナルなものを……』までを
削除しなければいかん」 と、梅野十伍は苦笑しながら、十行ばかりのところを、墨く....
「男女関係について」より 著者:大杉栄
てい、そしてまた自分にも辻という立派な亭主のあることも忘れていた訳でなく。(三行
削除) もっとも、過って改むるに憚ることなかれ、とも言う。もし君が、世間での評....
「獄中消息」より 著者:大杉栄
して孝乎不孝乎。しかれどもまた翻りて思う。社会の基礎は家庭也。余社会をして(二字
削除)に帰せしめんと欲す。(二字
削除)の(二字
削除)は、まず家庭に点火せらるるに....
「紅毛傾城」より 著者:小栗虫太郎
は、もう動きませぬか、この白い、美しい臥床を選んで、いまこそ、そもじと妾は(八字
削除)、フローラ、私はこの手で、そもじの灯火を消すまいと、腕を回しているなれど…....
「青春の息の痕」より 著者:倉田百三
さしいあなたに対して、私は忍びません。どうでもよろしゅうございます。ただなるべく
削除したところはブランクにして書き入れられるようにして下さい。そして私の原稿を手....
「明治劇談 ランプの下にて」より 著者:岡本綺堂
あるから、原作そのままでは到底警視庁の許可を得られそうなはずもないので、数カ所の
削除を施して、ともかくも開演の運びに至ったのであるが、諸新聞の攻撃があまりに激し....
「遁走」より 著者:葛西善蔵
口や私の名も、そのうちにはいっていなければならぬはずだ。それを勝手に出版屋の方で
削除するというのはいささか無法のことでもあり、またそれが世間当然のことだとしても....
「西航日録」より 著者:井上円了
、笑うもまた肺の薬なりと聞けば、読者の肺を強くするの一助ともならんと思い、これを
削除せずしてそのまま印刷に付することとなせり。一言もって巻首に冠す。 明治三....
「私の履歴書」より 著者:浅沼稲次郎
本の国会の審議権を守れ』と迫った。ところが『修正した』と答弁があったので『それは
削除か、誤字修正か』と手続きを問題にし、また当時の池田蔵相の前日の失言をとらえて....