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「前兵〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

前兵の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
島原の乱」より 著者:菊池寛
を見て、直ちに前門に進撃した。 奥野伝右衛門なる士が刀を揮って門を破り開いた。前兵悉く城内へ行ったが、城の部将大塚四郎兵衛、相津左兵衛三千五百の人数で門を守っ....
大阪夏之陣」より 著者:菊池寛
東西両軍必死に戦い、東軍では先鋒本多忠朝及び小笠原秀政|忠脩親子戦死す。幸村は越前兵に突入した。此の日諸隊躍進|何れも先駆の功名にはやり後方の配備甚だ手薄だった....
夜明け前」より 著者:島崎藤村
法であるという東洋流の習慣を知らない。おまけに言語は通じないと来ている。前衛の備前兵がそれを制するつもりで、鎗をあげて威嚇を試みたところ、一人の英人はかくしの中....
戦争史大観」より 著者:石原莞爾
全で一々伝騎に依らなければならないし、兵団の独立性も充分でなかった結果、自然会戦前兵力集結主義としなければならなかったのである。 モルトケ時代は既に電信採用せ....