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「前号〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

前号の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
武蔵野」より 著者:国木田独歩
いっしょに小金井の堤を散歩した朋友は、今は判官になって地方に行っているが、自分の前号の文を読んで次のごとくに書いて送ってきた。自分は便利のためにこれをここに引用....
長塚節氏の小説「土」」より 著者:夏目漱石
介して、猶《なお》其次号にブラウニングを紹介しようとした。主筆から彼の批評は既に前号に載《の》せたという返書を得て調べて見ると、頁《ページ》の最後の一行にただ「....
社会時評」より 著者:戸坂潤
相の流感以後 今年の流行性感冒は非常に悪質で、私なども一カ月も寝ていたために、前号の「社会時評」の原稿を書きそびれて了ったが、そんな小さなことはどうでもいいが....
人造物語」より 著者:海野十三
誌「新青年」の新年号に、「人造人間殺害事件」という探偵小説が出たのも、その一つ。前号には畏敬する直木三十五氏の「ロボツトとベツドの重量」というのが出た。 すこ....
遠藤(岩野)清子」より 著者:長谷川時雨
「なにも、いやいやいてもらいたくない。」 というようになった。 *前号に、荒木郁子さんに養われて、震災の時に死んだ男の子を、清子の実子でないように....
鴎外の思い出」より 著者:小金井喜美子
もこんなものかしら。」(月狂生) その前に添えてある与謝野晶子氏の文に、「私が前号のこの欄に月見の事を書きましたら、賀古鶴所先生から早速興味あるお手紙を頂きま....
暗黒星」より 著者:黒岩涙香
気の報道が少しある。話の種にも成らぬ様なつまらぬ埋草は掲載せぬので、時によると「前号発兌以来、一つも注目するに足る事件無し」とのみ記して、他は皆余白の儘に存して....
奥州における御館藤原氏」より 著者:喜田貞吉
余輩は前号において征夷大将軍の名義について管見を披瀝し、平安朝において久しく補任の中絶....
奥羽地方のシシ踊りと鹿供養」より 著者:喜田貞吉
岩面に鹿の頭を刻したものの存在することを黒石の佐藤耕次郎君が報告せられた。これは前号所載「北海道発見の石面刻文」の末に附記しておいたところであるが、土地の人はそ....
自由の真髄」より 著者:新渡戸稲造
り》を踰《こ》えず」の一句こそ実に自由の定義を能《よ》く述べて尽したものであると前号に説明し、然《しか》らば矩とは何なるかと反問し、これには大略内部と外部との二....
獅子舞雑考」より 著者:中山太郎
れと共通した土俗は、我国の到る所に、今において存しているのである。中道等氏の本誌前号に記された、奥州の墓獅子の供養は、啓霊前に行われた獅子舞の延長とも、または獅....
春雪の出羽路の三日」より 著者:喜田貞吉
と信ずる。 蔵書の中から『真澄遊覧記』を借り出して、ところどころ拾い読みした。前号資料欄に納めておいたのは、その中の一節である。 二十八日の夜は深沢君および....
俗法師考」より 著者:喜田貞吉
のしかる所以を弁じたい。 法師が本来いかなる者であるべきかということは、すでに前号「俗法師考序論」に述べた通りで、今さらここに言うには及ばぬが、わが大宝の僧尼....
特殊部落ということについて」より 著者:喜田貞吉
理なるは、何人も異議なきことであらねばならぬ。旧時のエタが特に疎外せられたのは、前号所載の「エタと皮多」に論じた如く、彼らが肉を喰い皮を扱うの皮多であったが為で....
放免考」より 著者:喜田貞吉
本願寺葬儀参列の宝来の事に関連して、前号までに一と通り祇園の犬神人の観察を終った自分は、これに次いでさらに賀茂の葵祭....