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「前端〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

前端の前後の文節・文章を表示しています。該当する10件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
義血侠血」より 著者:泉鏡花
出だして、脣《くちびる》に湿しつつ、 「話はこれからだ」 左側《さそく》の席の前端《まえはし》に並びたる、威儀ある紳士とその老母とは、顔を見合わせて迭《たが》....
オリンポスの果実」より 著者:田中英光
るし、一緒に記念|撮影《さつえい》などもしていました。 ところが、その頃、船の前端にある彼の部屋に、夜遊びに行ってみると、何かのきっかけで、Kさんが、「女子選....
十二支考」より 著者:南方熊楠
つ》けて※中に逆さまに挿し入れ蔵《おさ》め置き、用いるに臨み抜き出して尋常に※の前端に嵌《は》め着く。このブシュメン人は濠州土人|火地人《フェージャン》等と併《....
宝島」より 著者:佐々木直次郎
は※って、私との距離を半分、それから三分の二、それから四分の三と縮めて来た。竜骨前端部の下で波が白く泡立っているのが見えた。革舟の中の私の低い位置からは、船は非....
レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
《たるや》の運搬車のようなもので、二つの車輪の上に長い梯子《はしご》を渡してその前端を轅《ながえ》にしたものだった。各馬車には、というよりむしろ各梯子には、相接....
天狗外伝 斬られの仙太」より 著者:三好十郎
々蹴倒し踏みにじる。はずみを食って仙太土手の傾斜をゴロゴロ転り落ちて来る――舞台前端へ。 仙太 ウーッ! 兄さあんっ! 役人、喜平、手先、子分等が罵りながら....
妖怪学」より 著者:井上円了
ことおよそ五、六分時間にして、両手の棒、次第に動揺するを見る。暫時にしてその棒の前端互いに相接し、ついに相合するに至る。その合するときに当たりて、さらに他の呪文....
妖怪玄談」より 著者:井上円了
かりの棒をとり、その中央を握り、これを垂れて、その自然の勢いに任ずるときは、棒の前端互いに相寄りて、ついに相合するに至る。これ、コックリと同一の道理に基づき、予....
斬られの仙太」より 著者:三好十郎
々蹴倒し踏みにじる。はずみを食って仙太土手の傾斜をゴロゴロ転り落ちて来る――舞台前端へ) 仙太 ウーッ! 兄さあんっ! (役人、喜平、手先、子分等が罵りながら....
ファウスト」より 著者:ゲーテヨハン・ヴォルフガング・フォン
闇の女 (エウフォリオンの衣と外套とリラの琴とを地上より拾ひ上げ、舞台の前端へ出で、遺物を捧げ持ちて語る。) これでも旨く取り留めたと云うものです。 ....