前蜀[語句情報] » 前蜀

「前蜀〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

前蜀の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
艸木虫魚」より 著者:薄田泣菫
て、それにふさわしい形を与えることは、とても無駄な思いつきだろうか。 むかし、前蜀のなにがし夫人は、秋の夜長のつれづれに、ひとり室に籠って考え事に耽っていたが....
三国志」より 著者:吉川英治
しめたあとなので、いわゆる三章の寛仁な法をもって、まず民心を馴ずませたのだ。――前蜀の劉璋は、暗弱、紊政。ほとんど威もなく、法もなく、道もなく、かえって良民のあ....
三国志」より 著者:吉川英治
てからは、ほとんど顧みられなくなり、近頃はことに、何かにつけ、軽んじられ、また以前蜀臣だった関係から猜疑の眼で見られるので、怏々として楽しまない心境にある。彼の....