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前蜀
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検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「艸木虫魚」より 著者:薄田泣菫
て、それにふさわしい形を与えることは、とても無駄な思いつきだろうか。 むかし、
前蜀のなにがし夫人は、秋の夜長のつれづれに、ひとり室に籠って考え事に耽っていたが....
「三国志」より 著者:吉川英治
しめたあとなので、いわゆる三章の寛仁な法をもって、まず民心を馴ずませたのだ。――
前蜀の劉璋は、暗弱、紊政。ほとんど威もなく、法もなく、道もなく、かえって良民のあ....
「三国志」より 著者:吉川英治
てからは、ほとんど顧みられなくなり、近頃はことに、何かにつけ、軽んじられ、また以
前蜀臣だった関係から猜疑の眼で見られるので、怏々として楽しまない心境にある。彼の....