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副
「副〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
副の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「文章」より 著者:芥川竜之介
いろ》に塗《ぬ》った科長室の扉《ドア》の前に立っていた。藤田大佐は科長と呼ばれる
副校長の役をしているのである。保吉はやむを得ず弔辞に関する芸術的良心を抛擲《ほう....
「湖南の扇」より 著者:芥川竜之介
》から三千元を強奪した話、又|腿《もも》に弾丸を受けた樊阿七《はんあしち》と言う
副頭目を肩に蘆林譚《ろりんたん》を泳ぎ越した話、又|岳州《がくしゅう》の或山道に....
「将軍」より 著者:芥川竜之介
で止めてあるのは、滑稽でもあれば悲惨でもあった。
そこには旅団参謀のほかにも、
副官が一人、通訳が一人、二人の支那人を囲《かこ》んでいた。支那人は通訳の質問通り....
「或る女」より 著者:有島武郎
ん》したのであった。そのころ女流キリスト教徒の先覚者として、キリスト教婦人同盟の
副会長をしていた葉子の母は、木部の属していた新聞社の社長と親しい交際のあった関係....
「三つの窓」より 著者:芥川竜之介
じめた。 こう云う鼠を狩るために鼠を一匹|捉えたものには一日の上陸を許すと云う
副長の命令の下ったのは碇泊後|三日にならない頃だった。勿論水兵や機関兵はこの命令....
「最終戦争論」より 著者:石原莞爾
結果となる。ソ連に於ける毎度の粛清工作はもちろん、ドイツに於ける突撃隊長の銃殺、
副総統の脱走等の事件も、その傾向を示すものと見るべきである。統制主義の時代は、決....
「政談十二社」より 著者:泉鏡花
そこで、茨城の方の田舎とやらに病院を建てた人が、もっともらしい御容子を取柄に
副院長にという話がありましたそうで、早速|家中それへ引越すことになりますと、お米....
「霊界通信 小桜姫物語」より 著者:浅野和三郎
、遠い遠い原始時代に、斯ういうものも必要であろうという神様の思召で言わば一|種の
副産物として生れたものだと申すことでございます。天狗の頭目も『自分達は人間になり....
「霊訓」より 著者:浅野和三郎
も真実に近いものを捕え、できる丈|之を培養し、補修して、以てわれ等の通信の目的に
副わせるように仕向ける。無論彼の懐ける独断的意見には、斧鉞を加えねばならぬが、格....
「土俗玩具の話」より 著者:淡島寒月
方的玩具の保護や製作を奨励する意味が一層|深刻になるのである。(大正十四年九月『
副業』第二巻第九号)....
「幸福のうわおいぐつ」より 著者:アンデルセンハンス・クリスチャン
みました。それからあとは小わきにかかえました。これを内へかえって読んで、コピイ(
副本)をつくらなければならないのです。ところで、その日は日曜の朝で、いいお天気で....
「三枚続」より 著者:泉鏡花
る。夫人は名を才子という、細川氏、父君は以前南方に知事たりしもの、当時さる会社の
副頭取を勤めておらるる。この名望家の令嬢で、この先生の令閨で、その上音楽の名手と....
「まあまあ居士の弁」より 著者:浅沼稲次郎
三年の夏か秋だったと思う。秋田県の阿仁合鉱山に争議が起きて、私と、今東京都議会の
副議長をしている高梨君とが応援に行った。坑夫の家に泊められておったが、夜中に石が....
「私の履歴書」より 著者:浅沼稲次郎
改選に立候補したが、弾圧が激しく落選した。ついで都制施行とともに都会議員に当選し
副議長になったが、終戦は都会議員で迎えた。 いま弾圧と迫害の中に闘われた戦前の....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
と関東軍幹部の集会をやる場合、関東庁側は若い課長連が出るのに軍では高級参謀、高級
副官が止まりで、私ども作戦主任参謀などは列席の光栄に浴し得なかった。満鉄の理事な....