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副詞
「副詞〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
副詞の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「外套」より 著者:ゴーゴリニコライ
らないのは、アカーキイ・アカーキエウィッチは物事を説明するのに、大部分、前置詞や
副詞やはてはぜんぜん何の意味もない助詞をもってしたということである。また、話がひ....
「余が翻訳の標準」より 著者:二葉亭四迷
見る同一例である。これらは凡て文章の意味を明らかにする以外、音調の関係からして、
副詞を入れたいから入れたり、二つで充分に足りている形容詞をも、一つ加えて三つとし....
「吾輩は猫である」より 著者:夏目漱石
鳴いてやった。
すると主人は細君に向って「今鳴いた、にゃあと云う声は感投詞か、
副詞か何だか知ってるか」と聞いた。
細君はあまり突然な問なので、何にも云わない....
「読書法」より 著者:戸坂潤
数えるとほとんどきりがなかった。「仕事」を「任事」と書いてあったり「屡々」という
副詞を「暫々」と書いたり「意外」と書くべきを「以外」と書いてあったりするのはその....
「芸術が必要とする科学」より 著者:宮本百合子
と志賀との文章を対比解剖し、二人の文章にあらわれている名詞、動詞の多少、形容詞、
副詞の性質を分析し、志賀直哉を客観的描写の作家とし、谷崎潤一郎の最近書く物語的作....
「万葉秀歌」より 著者:斎藤茂吉
万葉に無いとして「入り乱れ」と訓んだ説(沢瀉氏)があるが、既に「みだりに」という
副詞がある以上、四段の自動詞として認容していいとおもったのである。且つ、「いりみ....
「シェイクスピアの郷里」より 著者:野上豊一郎
に人のあまり使わない tropically なんて変な言葉を使った心理にも、その
副詞は trope という名詞から来て、figuratively と同義語になっ....
「学問ある蛙の話」より 著者:知里真志保
の附く地名の解釈である。 アイヌ語にホロカという語があり、バチラー辞書はこれを
副詞として「後方へ向って」という解釈しか示していないが、本来は動詞であって「後へ....
「俳句の作りよう」より 著者:高浜虚子
んなものか」でも申し上げましたように、意味と調子との切れるために使われた動詞なり
副詞なりが、たいがい切字として用いられるのであります。 この冬を髭たくはへて籠ら....