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割譲
「割譲〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
割譲の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「デンマルク国の話」より 著者:内村鑑三
》としてドイツ、オーストリアの二国に南部最良の二州シュレスウィヒとホルスタインを
割譲しました。戦争はここに終りを告げました。しかしデンマークはこれがために窮困の....
「真田幸村」より 著者:菊池寛
|氏政を上洛せしめようとの交渉が始まった時、北条家で持ち出した条件が、また沼田の
割譲である。先年徳川殿と和平の時、貰う筈であったが、真田がわがままを云って貰えな....
「明治開化 安吾捕物」より 著者:坂口安吾
也は当年二十五、立派な青年紳士であるが、自分の住むべき家は兄貴に住まわれ、自分が
割譲さるべき財産は兄貴に全部使い果たされ、やむを得ず兄の居候となって、不平満々の....
「人口論」より 著者:マルサストマス・ロバート
き払い、その王侯に莫大な貢物を課し、そして遂にフランス王国の最も立派な州の一つを
割譲させた。彼らはスペイン、イタリア、及びギリシアを恐怖に陥れ、到る処に荒廃と恐....
「人口論」より 著者:マルサストマス・ロバート
られ得るからである。しかし人民がすでに自由で勤勉であり、そして土地財産が容易に分
割譲渡し得るならば、ポウランドの如き国にとっては、やはりその粗生生産物によって外....
「黒田清隆の方針」より 著者:服部之総
法についてはなんら言及したわけではなかったが、この巨大な被害の代償としてカナダの
割譲をもとめるという考え方は、民心に浸透していたものであった。そのために、サムナ....
「三国志」より 著者:吉川英治
いて、この快游を共にし給わずや。漁網の魚は、これを採って一|盞の卓にのぼせ、地は
割譲て、ながく好誼をむすぶ引出物としようではないか。 という意味のものだった。....