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「創刊〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

創刊の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
校正後に」より 著者:芥川竜之介
がたいしたものだとは思わないが。そのうちにもう少しどうにかできるだろう。(新思潮創刊号) ○酒虫《しゅちゅう》は材料を聊斎志異《りょうさいしい》からとった。原《....
無名作家の日記」より 著者:菊池寛
の評判を読むためにである。最初にI新聞が、六号活字ではあったが、雑誌「×××」の創刊を祝福した。そして山野の「顔」を特に激賞した。が、そればかりではなかった。そ....
海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
で空襲警報となる。朝から高橋先生が来ておられ、また江口詩人氏が原稿料(「日章旗」創刊号の)を持ってきてくださったので、何はともあれ防空壕へと裏へ御案内し、はいっ....
自叙伝」より 著者:大杉栄
退社の辞」をかかげて万朝報を去った。 そして幸徳と堺とは別に週刊『平民新聞』を創刊して、社会主義と非戦論とを標榜して起った。 これまで僕は、それらの人とは、....
志賀直哉氏の作品」より 著者:菊池寛
在の日本の文壇では、最も傑出した作家の一人だと思っている。 自分は、「白樺」の創刊時代から志賀氏の作品を愛していた。それから六、七年になる。その間に自分はかつ....
灰燼十万巻」より 著者:内田魯庵
なって了った。 稀覯書というでは無いが、ベンガルの亜細亜協会の雑誌(一八三二年創刊?)の第一号から一九〇五年分までが揃っていた。亜細亜協会は東洋各地に設立され....
転機」より 著者:伊藤野枝
、山岡が二三年前に創めた「K」雑誌であった。私は何にも知らずに、そのうすっぺらな創刊号を手にしたのであった。私の興味は一度に吸い寄せられた。号を逐って読んでいる....
『地球盗難』の作者の言葉」より 著者:海野十三
大方の御参考にしたいと思う。 巻頭に置いた『崩れる鬼影』は昭和八年、博文館から創刊された少年科学雑誌「科学の日本」に書き下ろしたものである。極く単純な宇宙の神....
戦争責任者の問題」より 著者:伊丹万作
、除名の件はたしかにお願い申しました。草々頓首」(四月二十八日) (『映画春秋』創刊号・昭和二十一年八月)....
あるニュウ・フェイスへの手紙」より 著者:岸田国士
数十名により「雲の会」が作られ、その活動の一つとして翌年五月、月刊雑誌「演劇」が創刊された。本稿は、その創刊号から九カ月に亘って連載され、俳優ならびにそれを志す....
神経」より 著者:織田作之助
いた娘のことを思いだしたためだろうか、一つには「波屋」へ行って、新しく出た雑誌の創刊号が買いたかったのだ。 難波へ出るには、岸ノ里で高野線を本線に乗りかえるの....
茶の本」より 著者:岡倉由三郎
、章一章こくめいに日本語に写して塾の雑誌『亡羊』に、昭和の二年(一九二七)四月の創刊号から前後十号にわたって掲載し、翻訳者としての最善を尽くし、昨年八月ついに業....
二葉亭四迷の一生」より 著者:内田魯庵
峰は『将来之日本』を挈げて故山から上って帝都の論壇に突入し、続いて『国民之友』を創刊して文名隆々天下を圧する勢いがあった。当時の青年は皆その風を望んで蘇峰に傾倒....
オシラ神に関する二三の臆説」より 著者:喜田貞吉
、ことにこの方面の研究にはなはだ多くの薀蓄を有せられる佐々木喜善君の報告を、本誌創刊号上において紹介するを得たことを光栄とする。たまたまこれと時を同じゅうして、....
芝、麻布」より 著者:小山内薫
に見える浜離宮の黒松だけである。 私は、あの黒い松を見た瞬間に第二次「新思潮」創刊号の発禁という、実に不思議な連想をおこした。 麻布の森元も特色がないようで....