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力戦
「力戦〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
力戦の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「最終戦争論」より 著者:石原莞爾
から、まだ戦争ではありません。 戦争の特徴は、わかり切ったことでありますが、武
力戦にあるのです。しかしその武力の価値が、それ以外の戦争の手段に対してどれだけの....
「恐怖の口笛」より 著者:海野十三
」 課長はそういって、卓子の陰から匍いだした。彼は銃丸の中をくぐりぬけながら、
力戦している警官隊の方へ進んでいった。 間もなく何か号令が発せられて、武装警官....
「厳島合戦」より 著者:菊池寛
丸を殺して伊豆をとったやり方などよりは、よっぽど、理窟があるが、結局陶晴賢との勢
力戦であったのであろう。 元来元就は、戦国時代の屈指の名将である。徳川家康と北....
「碧蹄館の戦」より 著者:菊池寛
史儒はこの役に死し、祖承訓は残兵を連れて遼陽に還ったが、明の朝廷へは、我軍大いに
力戦して居た際に、朝鮮兵の一部隊が敵へ投降した為に戦利あらず退いた、とごまかして....
「島原の乱」より 著者:菊池寛
たが、これも丸に当って斃れて果てた。伊藤半之丞、武田七郎左衛門等数名の士が決死の
力戦の後、竹束に重昌を乗せて営に帰るを得た。重昌年五十一であった。 石谷貞清も....
「大阪夏之陣」より 著者:菊池寛
既に死は決していたらしい。その心情の颯爽たる実に日本一の武士と云ってもよい。彼の
力戦振りは、「御手がら、げんぺい以来|有間敷と申すとりざたにて御座候。日本のおぼ....
「真田幸村」より 著者:菊池寛
、野村|辺に至ると、既に渡辺内蔵助|糺が水野|勝成と戦端を開いていた。 相当の
力戦で、糺は既に身に深手を負っていた。幸村の軍|来ると分ると、糺は使を遣わして「....
「運命」より 著者:幸田露伴
って克てば則ち可、克たずんば自ら支うる無き也。而して当面の敵たる何福は兵多くして
力戦し、徐輝祖は堅実にして隙無く、平安は驍勇にして奇を出す。我軍は再戦して再挫し....
「火星兵団」より 著者:海野十三
えた各国も、こうなっては、にらみ合ってもいられず何とかして手をにぎり合って地球総
力戦の体制を作り、火星兵団に対抗するより外途のないことが、彼らにも、はっきりわか....
「太平洋魔城」より 著者:海野十三
びくともせず、この方法によるわれわれの計画は、完全に失敗してしまった。やはり、武
力戦よりほかはない。しかし、日本には、世界無比の強大な陸海軍がある。通り一ぺんの....
「太平洋雷撃戦隊」より 著者:海野十三
正ニコノ一戦ニ懸レリ。貴第十三潜水戦隊ハ×国艦隊ノ航路ヲ追イ、機会ヲ求メテ×ノ主
力戦隊ニ強襲スベシ。終」 ああ、第十三潜水戦隊の新たな任務――これこそ待ちに待....
「東京要塞」より 著者:海野十三
る巨砲が、彼の塗りこんだ漆喰の上に、どっしりと据えられてあるではないか。それは主
力戦艦の主砲よりはるかに長さは短いが、それでも砲身の全長は五メートル近くもあった....
「浮かぶ飛行島」より 著者:海野十三
げとばし、つづいて拳固をつきだす奴の手を逆にとって背負いなげにと、阿修羅のように
力戦奮闘した。が、いくら強いといってもこちらは一人、相手は大勢の命しらずの乱暴者....
「今昔茶話」より 著者:国枝史郎
て、ぼんやりしているのではなく、同盟軍のA国兵が不利の時には、勿論合戦に加わって
力戦するのである。 秀吉が高松城を水攻めにした時、薩摩の島津が高松城を救おうと....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
全部公役に服し、更に奉公の精神に満ち、真に水も洩らさぬ挙国一体の有様となった時武
力戦に任ずる軍人は自他共に許す真の適任者であり、義務と言う消極的な考えから義勇と....