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功験
「功験〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
功験の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「阿部一族」より 著者:森鴎外
じゃ」 「ご病気はいかにもご重体のようにはお見受け申しまするが、神仏の加護良薬の
功験で、一日も早うご全快遊ばすようにと、祈願いたしておりまする。それでも万一と申....
「吾輩は猫である」より 著者:夏目漱石
ま》っているがこの際の事だから試しに這入《はい》って見るのもよかろう。やって見て
功験がなければよすまでの事だ。しかし人間が自己のために設備した浴場へ異類の猫を入....
「蒲生氏郷」より 著者:幸田露伴
《そなえ》あり、案ずるな、者共、ハハハハハハ、と大きく笑って後を向くと、西大寺の
功験早く忽《たちま》ちにカッと飲んだ茶を吐いて終った。 以上は蒲生方の記すると....
「食道楽」より 著者:村井弦斎
に乗じて蠅取男となりおわんぬ。 ○蠅取器械は夏の初めか秋の末に用いて著しき
功験あり。盛夏には蠅の勢強き時なれば竹あるいは木の棒を二尺位の長さに切り黐《もち....