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助兵衛
「助兵衛〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
助兵衛の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「心中」より 著者:森鴎外
、女中達は一向敬服していなかった。そればかりではない。女中達はお爺いさんを、蔭で
助兵衛爺《すけべえじい》さんと呼んでいた。これはお爺いさんが為めにする所あって布....
「神州纐纈城」より 著者:国枝史郎
は、やや離れて坐っていた。近藤三河守、桜井安芸守、すなわち城内|公事奉行や、青沼
助兵衛、市川宮内助、すなわち城内勘定奉行や、坂本武兵衛、塚原六右衛門、すなわち城....
「食指談」より 著者:佐藤垢石
ぷりで出場する力量があったにちがいない。 二 文化の大食会のときには、丸屋
助兵衛というのが饅頭五十、羊羹七竿、薄皮餅三十、茶十九杯をあおってナンバーワンと....
「ファウスト」より 著者:ゲーテヨハン・ヴォルフガング・フォン
化物はあそこもここもねじくれてけつかる。
土地のものも詩人も殺風景だ。
どこでも
助兵衛の慰が流行るように、
ここにも仮装舞踏があるのだ。
優しげな面を被った奴を....
「黒田如水」より 著者:吉川英治
は、官兵衛であったのである。 浮田の家中に、よい手蔓もあった。直家の家臣の花房
助兵衛とよぶ者である。これはいわゆる「話せる男」で、たちまち官兵衛と意気相照らし....