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「助力〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

助力の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い：新字新仮名]
「或る女」より 著者:有島武郎
地の情人である葉子が倉地の身に大事が降りかかろうとしているのを知りながら、それに助力もし得ないという法はない、そういって葉子はせがみにせがんだ。 「こればかりは....
「惜みなく愛は奪う」より 著者:有島武郎
うしてかかる気高い娘を生み得たろう。 私は私自身を言い現わす為めに彼女に優しい助力を乞おう。私は自分の生長が彼女の柔らかな胸の中に抱かれることによって成就した....
「鞄らしくない鞄」より 著者:海野十三
彼は早速《さっそく》、この事件に烏啼天駆が関係していることを帆村に語って、帆村の助力をもとめた。 「それはいいことが分ったもんです。いや実は、僕が今日飛行機でこ....
「什器破壊業事件」より 著者:海野十三
ょっと或る縁故でつながっている者だが、すこし変り者だ。その帆村から、若い女探偵の助力を得たいことがあるから、誰か融通してくれといってきたんだ。どうだ、君ひとつ、....
「ある男の堕落」より 著者:伊藤野枝
よくそういっていました。けれどもその当時私共は、到底Ｙがそれをしないでもすむ程の助力をすることができなかったのです。果して、Ｙはだんだんに、その悪辣な世間師的な....
「草迷宮」より 著者:泉鏡花
もらわねえだで、師匠じゃねえ、同士に歩行くだら朋達だっぺい。蟹の宰八が手ンぼうの助力さっせえ。） と極めつけたさ。 帽子の下で目を据えたよ。 （貴様のような....
「陽炎座」より 著者:泉鏡花
、……」 紳士は探険と言った。 「た、た、探険したい。手を貸して下さい。御、御助力が願いたい。」 「それはよくない。不可ません。見物は、みだりに芝居の楽屋へ入....
「獄中消息」より 著者:大杉栄
老い行く身を革命運動の中に投じて、あるいは秘密文書の配付に、あるいは同志の破獄の助力に、粉骨砕身して奔走するあたり、僕は幾度か巻を掩うて感涙にむせんだ。『新声』....
「麻畑の一夜」より 著者:岡本綺堂
してください。あなたも一緒にいて下されば、我れわれも大いに気丈夫です。あなたの御助力で、どうかこの怪物の正体を確かめたいものです。どうでお構い申すことは出来ませ....
「暗号数字」より 著者:海野十三
した。 そういう官庁とは、はじめての交渉であったけれど、官庁のことゆえ、帆村は助力をしてもいいが、と一応承諾の用意があることを明らかにし、その依頼事件の内容に....
「ファラデーの伝」より 著者:愛知敬一
る。ファラデーもこれを手伝った。デビーの安全灯の論文の初めにも、「ファラデー君の助力を非常に受けた」と書いてある。 デビーは金網を用いて火※安全という訳には行....
「健康三題」より 著者:岡本かの子
―とうとう一人前の女になった。 あなたは一人前の女になった。私は同じ女性として助力の義務を尽した。もうそれで好い、それ以上私はあなたに望まれ度くない。 あな....
「沼畔小話集」より 著者:犬田卯
し繰って五日でも六日でも仕事にやって来てくれるという一事に、私たちは最大の利便と助力とを感じたのであったのだ。 約束は伐り払ったままになっていた椎の木の枝を片....
「古事記」より 著者:太安万侶
話の一つで、王子の求婚説話の形を採つている。姫の父親から難題を課せられるが、姫の助力を得て解決する。―― これをまた大勢の神が見て欺《あざむ》いて山に連れ....
「仏教人生読本」より 著者:岡本かの子
間としては堕落です。故に恋愛に陥ったら、この根本原則に鑑み、結婚に入って早く協調助力に便利な境遇を作ることです。また、真の恋愛は、終世結び合って憾みのない、男女....