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「助成〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

助成の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
党生活者」より 著者:小林多喜二
出したとすれば、それはキット優れた同志であり、そういう二人の生活はお互の党生活を助成し合う「立派な」ものだろうと思った。――私は今迄こんなに一緒に仕事をして来な....
惜みなく愛は奪う」より 著者:有島武郎
は、今までお前が外面的の、約束された、習俗的な考え方で、個性の働きを解釈したり、助成したりしてはならぬという事だ。例えば個性の要求の結果が一見肉に属する慾の遂行....
賤ヶ岳合戦」より 著者:菊池寛
命を共にした。当時、織田の長臣柴田|修理亮勝家は、上杉景勝を討つべく、佐々|内蔵助成政、前田又左衛門利家、佐久間|玄蕃允盛政、及び養子伊賀守勝豊以下を率いて、越....
夜明け前」より 著者:島崎藤村
見ると、徳川政府が参覲交代のような重大な政策を投げ出したことは、諸藩分裂の勢いを助成するというにとどまらなかった。吉左衛門の言い草ではないが、その制度変革の影響....
技術の哲学」より 著者:戸坂潤
の奨励(「日本学術振興会」・「燃料国策審議会」・「満蒙学術探検隊」・「特殊染料」助成・航空事業振興のための「綜合調査会」・等々)が盛んになって来つつあるのを見逃....
世界の一環としての日本」より 著者:戸坂潤
間版が、かの学生断髪令の意義であるのだ。 さて、こうした民間常識が一方において助成されている処で初めて官営の風俗的思想警察も一段と張り合いを生じるわけだ。民間....
社会時評」より 著者:戸坂潤
家は三千万円で財団法人「三井報恩会」を設立し「社会事業その他公益的施設の経営又は助成、及び有益なる学術研究を工業農業其他の産業に応用する実験費援助」の名による第....
現代日本の思想対立」より 著者:戸坂潤
、鉱業の資源、水面埋立事業、農村工業、その他東北振興に関する諸事業の経営・投資・助成・をなすを事業の目的とするのだそうである。――だが実は事業の目的は必ずしも東....
現代の詐術」より 著者:坂口安吾
献金して公認候補になったという。そういう事柄がサギの母胎ではないか。サギの性格を助成するものが政治の在り方ではないか。 パンパンやヤミ屋を憎み咎める声は巷に溢....
安吾巷談」より 著者:坂口安吾
る気配もないから、彼は明かに聡明ではない。むしろ側近の計るがままに、かかる危険を助成している有様であるから、なさけない。忠勇な国民を多く殺して、自分のからだが張....
あるニュウ・フェイスへの手紙」より 著者:岸田国士
しばしば、回顧的な興味をしか現代人に与えないばかりか、時として、反時代的な風潮を助成する結果しか生まないのはそのためです。 「教養」とは、人間の歴史的成長につな....
学校教育における図書館の利用」より 著者:佐野友三郎
の興味増進するに従い耕地、養畜、農産物の販売その他、農園生活の他の活動及び興味を助成すべき農書を渇望する農民漸く多きを加う。道路、電話、新聞紙の普及と政治的及び....
」より 著者:犬田卯
もってこいだっぺで。」 事実、小学校を改築したり、荒蕪地の開墾を村民にすすめて助成金を申請してやったり、どんな些細なお上の金でも呉れようというものは貰ったが、....
二葉亭四迷の一生」より 著者:内田魯庵
る人士または政界の名士に紹介したり、あるいは渠らが長崎で発行する露文の機関雑誌を助成したり、渠らの資金を調達するために布哇の耕地の買手を捜したり、あるいは文芸上....
特殊部落ということについて」より 著者:喜田貞吉
における各種特殊民の過去現在の状況に関する有益なる報告を寄せられて、余輩の研究を助成し給わんことを。 過去における特殊民は、その関係するところすこぶる多方面に....