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助次
「助次〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
助次の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「雪之丞変化」より 著者:三上於菟吉
客仲間の会があった崩れで、かなり酔っていたのだ。当て落されたのは、間柄《まがら》
助次郎といって、鳥越《とりごえ》に道場を出している男、さまで、劣っていない身が、....
「女難」より 著者:国木田独歩
その男はずかずか私の枕元に参りまして、 『お初にお目にかかります、私ことは大工|
助次郎と申しますもので、藤吉初めお俊がこれまでいろいろお世話様になりましたにつき....
「南国太平記」より 著者:直木三十五
のでしょう」
「うむ」
「その時のことも、ちゃんと、心得てまさあ。その刀が、青江
助次で、何う安う踏んでも、三十両。こいつだけ拾ってもどりゃ――え、若旦那、こんな....
「瘤」より 著者:犬田卯
地の何とかいう妓のことでもあったろう。 それはとにかく、一方、田辺の家の下男の
助次郎が、ちょうどその時刻に、煙草を買うために、部落の端れの、沼岸に添った商い店....
「随筆 寄席風俗」より 著者:正岡容
席談じた。小さん(柳家・三代目は「小言幸兵衛」だった)をやったのも立花なら、先代
助次郎の追善もまれに大阪から圓馬が来ても。――今の馬楽の独演会は決まって、第一日....
「宮本武蔵」より 著者:吉川英治
。 中には、 「もう内地では、うまい儲けはありっこない。呂宋助左衛門とか、茶屋
助次郎といった人のように、乗るか反るかで海の外へ出かけなければ」 と、海洋をな....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
ノ成輔、日野|資朝。 僧では、聖護院ノ法印玄基。ほか数名。 また武士側は、足
助次郎|重成、多治見国長、土岐左近頼兼などの十数人。 さらに、儒者とも医師とも....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
山下へ迫り、気をよくした官軍もまた積極的な姿勢をしめし出した。――三河の住人、足
助次郎が、幕府方の荒尾兄弟を射て取り、般若寺の本性坊が、寄せ手の頭上に、大石の雨....